キャピタルゲインは株価に委ねられるため予測不可能であり、将来的に「いくら収益を上げられるか?」がわかりにくいものです。インデックスファンドもそうですし、個別株で売却益を狙う場合はなおさらでしょう。
一方、配当金などのインカムゲインは株価よりは予測しやすいものです。絶対ではありませんが、企業が事前に配当額を発表していますし、業績が安定していれば配当額は翌年度も維持・増配される可能性が高いからです。また、近年では業績が一時的に下がっても、配当額は維持する傾向があります。
そのため、長期的に保有した場合に期待できる毎年の配当収益が予測しやすい点は、メリットといえるでしょう。
高配当株投資のデメリット
やっぱり「手間」と「リスク」はつきもの
高配当株投資には魅力がある一方、インデックス投資のように「放っておいてOK」というわけにはいきません。リスクと適切につきあうには工夫と手間が必要です。
ただし、きちんと対策をしてデメリットを軽減する方法はあるので、ポイントを押さえて見ていきましょう。
・デメリット(1) 分散投資が難しく手間がかかる
インデックス投資なら、たった1本の投資信託で世界中の何千社にも分散投資ができますが、高配当株投資は自分で銘柄を選び、複数の企業に投資していく必要があります。
仮に100万円の資金があったとしても、単一の銘柄に集中投資してしまうと、その企業が業績悪化で「無配(配当ゼロ)」になれば、配当も株価も一気に下がってしまいます。だからこそ「分散」が望ましいのですが、最初から何十社にも分散するのは資金的にも知識的にもハードルが高いはずです。
そこで役立つのが「単元未満株」です。これは、株式取引における最低売買単位(単元)である100株に満たない株数の株式のことで、1株単位で購入することができます。
株主総会での議決権や株主優待などはもらえませんが、1株でも配当金は受け取れるので、1株単位で20銘柄、30銘柄と分散させることが可能になります。
わたしもはじめたばかりの頃は、高配当株投資家が推奨する銘柄リストのなかから、手が届く価格で財務が健全なものを選んでいました。最初に買ったのは、当時1株が5000円くらいだった沖縄セルラー電話の2株です。そこから数千円ずつ分散して、1カ月で10銘柄弱、1年ほどで30銘柄までコツコツと分散していきました。
当時の総資産額は500万円ほどでしたので、無理のない範囲で少しずつ進めていったのです。







