私たちが不意に遭遇するつらい出来事も、自分の認知や行動を柔軟にしながら、「こんなふうに捉え直すとだいぶ気が楽だなあ」とか、「これまでとは違うやり方を試してみたら世界が変わるかも」などと試行錯誤すれば、多少マシになるものです。

他人の言葉にモヤっとしたら
自分の中で翻訳してみる

Q1「誰にでもできる仕事だよね」と言われた

 私が丁寧にやってきた業務を、「それって誰にでもできることでしょ?」と同僚に言われて胸がチクリ。軽視されたこと以上に、自分の存在意義を否定されたようで複雑な気持ちに。考えれば考えるほど沼にハマってしばらく立ち直れなかった。

A1 結局、翻訳したほうが得

・「誰にでもできることでしょ」=「そんな業務を嫌がらずにこなしている私は偉いね」「誰でもできない重要な仕事を私に任せたいのね」、なんて自分の都合のいいように翻訳してOK。

・同僚のコミュ力の低さに同情して、受け流そう。

 ちょっと口の悪い人、コミュ力の低い人ってどこにでもいるものです。なのに「誰にでもできる仕事だよね」という言葉で、あなたが「否定された」と翻訳してしまうのはとてももったいないことだとは思いませんか?

 2人でコミュニケーションを取るときに生じる問題は、どちらか一方にのみ責任があることはなく、たいてい両者が少しずつ問題を持っていることが多いものです。

 同僚のコミュ力の低さに対しては、「あら残念な人」と淡々と評価しつつ、「私のがんばりがわからないのか、わかっていてもそういう言い方しかできないのね」と捉え直して、自分の都合のいいように翻訳してしまいましょう。結果、いちいち傷つかずにすみますし、穏やかに対応できますよ。

相談事を聞いてもらえず
不満が募ってしまう理由

Q2 相談事を真剣に聞いてもらえなかった

 上司に悩んでいる業務の相談をした。けれど、スマホを見ながら「うん、そんな感じで」と一言だけで、まるで聞き流されたような対応。「私こんなに悩んでるんですけど……。私に興味がないんですか?それとも私のことお嫌いですか?」。