気がつくと、1日があっという間に過ぎ去っているあなたへ。
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
Photo: Adobe Stock
老後の苦しみを生む原因
「このままでいいのか」
そう思いながらも、毎日は淡々と過ぎていく。
40歳を過ぎると、多くの人は気づかないうちに、
“なんとなく時間を使う生き方”に慣れていく。
やるべきことはこなしている。
仕事もしているし、休日もそれなりに過ごしている。
それでも、あとから振り返ると、何も残っていない。
この“意味を持たずに時間を使うこと”こそが、
老後の苦しさを生むのだ。
「生きていることを実感できたリスト」をつくろう
では、どうすればいいのか。
そのヒントになるのが、「生きていることを実感できた瞬間」のリストをつくることだ。
あなたは、「何が自分を幸せにするか」を直感的にわかっているかもしれない。しかし、過去のさまざまな経験を振り返ってみるのも悪くない。
まず、「生きていることを実感できた瞬間」のリストをつくろう。最近のことでも、はるか昔のことでもかまわない。
以下に、私の経験のいくつかを紹介しよう。あまり考えすぎずに、思いつくままに挙げてみた。
・恐竜のコスチュームを着た人が同じ場所に一度に集まる人数」の世界記録を打ち立てる試みを開催したこと
・東欧を夜行列車で旅したこと
・久しぶりに旧友と再会したこと
・意義に共感した慈善事業やキャンペーンでボランティア活動をしたこと
・本の執筆の際にぶつかった壁を乗り越えて原稿を進めたこと
・自分のイベントチームを障害物競走のアクティビティに連れて行ったこと
・大観衆の前で舞台に立ちスピーチをしたこと
魔法のような瞬間は、ユニークな一度きりの経験(世界記録に挑戦するイベントを開催したことなど)から生まれる場合もあるし、頻繁に行っていることから生まれる場合もある。
繰り返しの行動で「生きている」ことを実感した経験として頭に浮かぶのは、屋外でのランニングだ。毎回、魔法のような瞬間を経験するわけではないが(たいていは経験しない)、頻度は少なくても、ランニングの最中に「生きている」と実感することはあるし、私にとってそれは追い求める価値のあることだ。
このリストをつくると、はっきりわかる。
自分が「生きている」と実感できる時間は、思っているより少ないということに。
そして同時に、気づくはずだ。
自分が日々のほとんどを、“なんとなく”で埋めてしまっていることに。
老後が苦しくなるかどうかは、特別な才能や環境で決まるわけではない。
40歳のいま、この“なんとなく”を放置するかどうかで決まる。
だからこそ、やるべきことはシンプルだ。
このリストに挙げたものを、ひとつでいいから、意識して増やしていくこと。
「いつかやろう」と思ったまま、何もしない時間を重ねるのか。
それとも、「これが自分の時間だ」と言える瞬間を、自分でつくるのか。
その積み重ねが、老後を楽しめるか、楽しめないかの大きな差になる。
(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)









