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仕事の成果が次の案件獲得に直結するフリーランスは「常に全力で働かなくてはいけない」と考えてはいないだろうか。現役クリエイターが、無理なく働き続けるための現実的な仕事術を解説する。※本稿は、コンテンツクリエイターの斎藤充博『生きることがラクになる これからのフリーランス』(光文社)の一部を抜粋・編集したものです。
仕事は全力でなく
50%くらいの力でやる
フリーランスになったばかりのころの僕は、仕事を100%の力でがんばっていた。
仕事がうまくいったとしたら、新しい仕事が生まれてくるかもしれない。うまくいかなかったら、次はないかもしれない。
そう思ったら、100%の力でやらざるをえなかった。
しかしよく考えてみると、これにはまったく持続性がない。マラソンをゴールした直後に「今からまた同じ距離を同じ速度で走ってください」と言われても、絶対に不可能だ。
そこで、恐る恐る実験を始めた。80%の力で仕事をしたものを納品してみたのだ。
クライアントから品質に関するコメントは特にない。言葉もないくらいに怒っているのかな?とも思ったが、どうやらそんなこともなさそうに見える。
それならと、70%、60%と少しずつ力を抜いていき、50%にしてみた。このときの僕は悪人の顔になっていたと思う。
それでもやっぱり問題はなかった。それどころか「早く納品してくれて助かります~」なんてコメントまでついてきて、クライアントは満足してくれているようだった。
ただ、この仕事は僕の名前つきで公開されている。
名前つきの仕事はフリーランスにとって最大の広告だ。現在の仕事には問題がなくても、新たな仕事は入ってこないかもしれない。こんなことをしていて大丈夫なのだろうか……そう思いはしたが、新規依頼のペースは特に落ちていなかった。







