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自分では気づかないうちにストレスをため込み、体調を崩してしまう人は少なくない。耳鳴り・めまい・難聴などの神経耳科の専門医で、テレビ番組「世界一受けたい授業」をはじめテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などで幅広く活躍する石井正則氏によれば、心身に不調を抱える人の表情や行動には「ある特徴」があるのだという。ジャーナリストの著者が石井氏に取材して明らかになった、ストレスに追い詰められた人に見られる兆候とは。※本稿は、ジャーナリストの笹井恵里子氏の児童書『宇宙飛行士を支える医師 “宇宙酔い”への挑戦』(金の星社)の一部を抜粋・編集したものです。
ストレスに気づく
ふたつのサイン
ある日、ヨガを教えているキミ先生は「耳が遠い」ことになやむ90歳の義母を石井正則先生の診察室に連れて行きました。人は年をとるとどうしても耳が聞こえにくくなりますから、90歳にもなれば耳が遠いのは当たり前のこと。
でもキミ先生から石井先生のウワサ話を聞いていた義母は、素敵な先生と感じたのでしょう。「診察してほしい」とお願いしました。
「マサさん(編集部注/石井正則医師)は義母に対しても、最初から最後まで『ヨガがいい』という話だったんです」
と、キミ先生は笑います。
「薬は処方されませんでしたね。でも私は感動したんです。義母に向き合う姿勢が、よくあるような事務的にさっさと終わらせるんじゃなくて、本当に心から診てくださっていると感じました。
ヨガ教室の生徒さんでも、何かなやんでいる症状があると、私はマサさんをしょうかいするんです。それで生徒さんにあとから『どうだった?』とたずねると、みんなも心をこめて診察してくれたと言います。やっぱり石井先生は自律神経のバランスを整えることが大切だと。そしてまたヨガの良さを話すんですけどね」







