暗いオフィスで目をこする男性のビジネスパーソン写真はイメージです Photo:PIXTA

コンサルタントといえば、短時間睡眠で深夜まで働くハードワーカーというイメージを持っている方も多いのではないだろうか。入社数年で同期の半数が脱落する過酷なコンサル業界で10年以上活躍している著者が、ハードワークをこなす秘訣を解説する。※本稿は、戦略コンサルタントの望月安迪『コンサルタント3年目までの必修ビジネススキル キャリアを踏破するためのサバイバルマップ』(SBクリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。

苛烈な戦場で生き残るための
「補給戦略」とは

 シニアコンサルタントの有坂さんは、深夜12時を過ぎても当たり前のように働く、いわゆるハードワーカーだった。どんなに周囲が「休んだほうがいい」と声をかけても、「ここまでやらないとクライアントは納得しないので」と言って耳を貸さない。

 お盆休みも働き詰めで、ついにはドクターストップがかかった。その影響でプロジェクト全体が一時減速し、代替メンバーを探す手間も発生、結果として個人だけでなくチームにも大きな痛手を与えてしまった。

「プロとして成果にこだわる」ことは美徳だ。ただ、それが「無節操に頑張り続ける」こととイコールになると危なくなる。コンサル業界で長くキャリアを続けている人は少なく、3~4年もすれば仲間の半分が去り、10年もいれば古株扱いになる。その大きな理由の1つは、多くの人が補給戦略を持てていないからではないかと思う。

 補給戦略とは、自分の心と身体をどう回復させるか、その方策をあらかじめ備えておくことをいう。