◆次なる大化け株が隠れている驚きの「利益減少」の裏側
大学時代からアニメや声優が好きな“典型的なモテないオタクの理系男子”が、入社した会社でボーナスを貯めた300万円を元手に株式投資をスタート。2年で10倍の3000万円に増やし、さらにその3000万円を1年で5000万円に増やした。結局、わずか5年で働きながら資産1億円を突破! その間、月々の給料は日々の生活費やアニメグッズ、声優の推し活に使い、株式投資への資金追加はまったくのゼロ。ズブの素人でも一つずつ階段をのぼりながら、比較的短期間でお金の不安を解消する投資法を初の著書『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』で徹底指南!
イラスト:ひらのんさ
ファンダメンタルズの変化に気づく
人材採用という「先行投資」
大きく株価が上昇する「グロース(成長)株」を見つけることは、多くの個人投資家の目標でしょう。今回は、ある銘柄の実例を通じて、成長株を発掘し、大きな利益をつかむための具体的なノウハウを紹介します。
紹介するのは、独立系システムインテグレーションサービスを手掛けていた「システム情報(現・SI&C)」(※現在はMBO<経営陣が参加する買収>により上場廃止)の事例です。2017年4月、同社の株価が300円程度の時点で「新高値」をつけていたことが、最初の着目点でした。
しかし、単に株価が上がっていたから注目したわけではありません。最大の魅力は「かなりのペースで人材採用を加速させていた点」にありました。
目先の利益減少に惑わされるな!
一般的に、積極的な採用活動は人件費を押し上げ、短期的には利益を圧迫します。つまり、当時は利益を生まない「先行投資」の段階でした。しかし、「採用した人材が育って戦力になれば、将来的に業績が大きく向上し、それに伴って株価も上がっていくはずだ」という仮説を立てることができたのです。
このように、目先の利益減少に惑わされず、その背景にある「成長のための先行投資」を見極めることが、ファンダメンタルズ(基礎的条件)における重要なポイントです。
最強のチャートパターン
「カップ・ウィズ・ハンドル」
企業の成長ストーリーを見込んで同社の株を購入した後、株価チャートに非常に興味深い動きが現れました。「カップ・ウィズ・ハンドル(取っ手つきカップ)」と呼ばれる形状です。
これは、米国の著名な投資家であるウィリアム・オニール氏が名著『オニールの成長株発掘法』のなかで提唱した、理想的な株価チャートの形状の一つとして知られています。具体的には、次のような値動きをたどります。
➋その後、U字形を描くように浅めの調整(カップの底の部分)を経ます。
➌再び上昇してきたかと思いきや、そこからまたいったん下落し、「短い調整(カップの取っ手の部分)」に入ります。



