空気を悪くする人は何が問題なのか。
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
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空気を悪くする人の共通点
「なんか、この場、進まないな」
会議でも、打ち合わせでも、雑談でもいい。
誰か一人の発言をきっかけに、空気が重くなる瞬間がある。
意見が出る。
すると、その人がこう言う。
「それだとちょっと甘い気がする」
「もう少し詰めたほうがいいんじゃない?」
「完璧じゃないと意味がないよね」
一見、正しいことを言っている。
むしろ、責任感があって真面目な人ほど、こうした発言をする。
だが、その一言で少しずつ、空気が悪くなっていく。
問題は、能力でも性格でもない。
「すべてを完璧にしようとする姿勢」にある。
実は、空気を悪くしている人の多くは、
無意識にこの罠にはまっている。
「4分の3ルール」を使おう
完璧を目指すこと自体は悪くない。
だが、それを“すべての場面で求める”と、人も場も、動けなくなる。
この問題をどう乗り越えるか。
そのヒントになるのが、「4分の3ルール」という考え方だ。
あまり重要ではないと思われる部分で行き詰まったときは、チームの誰もが「4分の3ルール」と呼ぶルールに従ってよいことにした。つまり、中途半端は中途半端でも、半分なら不十分だが、4分の3程度できていればよしとするというものだ。
もちろん、本当なら中途半端な仕事はしたくない。誰もが、いい仕事をしたいと思っている。
しかし、すべてのことに完璧を求める必要はない。小さな問題で行き詰まったら、必要最低限の対処を施し、もっと大きな問題に取り組むのだ。
――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より空気を悪くする人と、よくする人の差はシンプルだ。
完璧にしようとするか、「ここまででいい」と進めるか。
前に進まない場は、だいたい前者で止まっている。
逆に、少し余白を残してでも進める人がいると、場は自然と動き出す。
もし、場が重くなると感じたら、
それは頑張りが足りないのではなく、頑張りすぎているサインかもしれない。
迷ったら、4分の3でいい。
それだけで、空気は変わる。
(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)









