頑張っているのに、なぜか評価されない人がいる。毎朝「おはようございます」と声をかけ、礼儀も欠かしていない。それでも、気づけば小さい仕事ばかり振られてしまう人がいる。多くの人は、仕事は結果を出せば評価されると思っているが、実際には結果が出る前から「この人に任せたい」と思われている人がいるからだ。
じつは、その差は仕事の能力ではない。『会社から期待されている人の習慣115』の著者・越川慎司氏は、出世が早い人は「おはようございます」で終わらず、そのあとに“ひとこと”を添えていると言う。その小さな違いが、信頼を生み、評価を大きく分けていた。この記事では同書から、職場で出世する人だけがやっている「挨拶の工夫」を紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂)
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「おはようございます」だけで終わっていないか
毎朝、職場で交わす挨拶。
「おはようございます」と言うだけで済ませていないだろうか。
挨拶はしている。
だから十分だと思っている人も多いはずである。
しかし、周りより出世が早い人は、そこにもうひと工夫を加えている。
800社以上を支援してきた「働き方」の専門家である越川慎司氏は、著書『会社から期待されている人の習慣115』の中で、期待されている人たちの挨拶について次のように書かれている。
――『会社から期待されている人の習慣115』より引用
単なる挨拶で終わらせず、そこをコミュニケーションの入り口にしているのである。
「今日はいい天気ですね」
「昨日のプレゼンお疲れ様でした」
こうした一言によって、相手は「気にかけてもらえている」と感じる。
小さなことだが、この積み重ねが信頼をつくっていくのだ。
63%が「名前」を添えて挨拶している
さらに、期待されている人たちは、もう一つの工夫をしている。
同書では、次のようなデータが示されている。
――『会社から期待されている人の習慣115』より引用
「おはようございます、田中さん」
「山田さん、おはよう」
このように、相手の名前を添えて挨拶しているのである。
誰しも、名前を呼ばれると嬉しい。
それは、自分という存在をきちんと認識してもらえている感覚につながるからである。
これは行動心理学でいう「存在承認」である。
多くの人が惰性で挨拶をしている中で、名前を呼ぶだけで、相手に与える印象は大きく変わる。
出世を分けるのは「安心して話せる人」になれるかどうか
では、なぜ期待されている人たちは、ここまで挨拶にこだわるのか。
同書では、その理由について次のように指摘されている。
――『会社から期待されている人の習慣115』より引用
挨拶は、単なる礼儀ではない。
職場に「安心して話せる空気」をつくる行動なのである。
朝の忙しい時間に、名前を呼んで挨拶される。
それだけで、人は無意識に安心し、「この人と一緒に働きたい」と感じる。
「おはようございます」のあとに何を添えるか。
その一言が、その人の評価を左右していたのだ。
(本稿は、『会社から期待されている人の習慣115』の内容を引用して作成した記事です。書籍では、こういった「評価と信頼を得ている人たちの共通点」を紹介しています)









