吉江は「お父さん的存在」だからこそ…
――吉江善作さんのキャラクターについてはどのように感じますか?
「脚本を読んで、直美さんのことをいつも見守っていて、さらに教会の周りの街の人たちのことも優しく見守っている魅力的な人物だと思いました。直美のことは本当の自分の娘のように思い、いいところや悪いところを全部知っているお父さん的存在なのだろうと感じます。
演じる前は『この人、すぐ泣くなぁ……』と思っていたけれど、実際にセットに入って演じてみると泣くことがしっくりくるんですよ(笑)。直美のことを本当に心配しているから、直美が何かする度にびっくりして心配になっちゃって。直美が捨てられてからの道のりや今でも差別されていることをすべて知っているから、直美に対しては人一倍愛情があるのでしょうね。
僕は全然知らなかったけれど、当時は看護をする人間を蔑む人もいたと言います。それを誇りあるすてきな職業に彼女たちが押し上げていく。娘のような存在の直美がそれをやり遂げる過程を見られたら吉江はまた感動してしまうのではないかと思います」
さて。りんが家に戻ると、ショック、環(宮島るか)が成長して演者が変わっていた!
吉江と並ぶ癒やしだった環が!
新・環役の英茉さんも魅力的な子役さんで、なにもわるくない。ただ、宮島るかさんが印象的すぎて惜しまれるだけなのだ。
英茉さんは、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の北条義時の妹役で出演。ほかに映画『ほどなくお別れです』や『君が最後に遺した歌』などに出演している。今後の活躍に期待する。
久々の自宅。おだんごを食べながら、りんは美津(水野美紀)の話を聞く。彼女は瑞穂屋で働き始めていた。
お客様が外国の方ばかりなのにどうやって、と心配すると、「人と人。話せば、いつの間にか通じるものです」と美津は自信満々。
「言葉は辞書を引いて繰り返し努力しないと、あんなに流暢(りゅうちょう)には」と懸念を口にして、りんははっと気づく。
「やっぱり私、間違えた。言っちゃいけないこと言った」
直美があれだけ英語を話せるようになった大変さにようやく気づいたのだ。
なかなか他人のことはわからないとはいえ、さすがに「不幸ぶってブサイク」は言い過ぎだったと思う。
でも間違えてなかったと自信満々に直美を批判していたりん。そういうところが美津に似ているのではないだろうか。
瑞穂屋で「りんにできたのであれば、私にもできるはずです」と自己主張していた美津を、松原(小倉史也)と文(内田慈)が「頭を下げているのに」「えらそう」と言っていたのがツボだった。
もう登場人物全員、吉江みたいに善意の塊のようになってほしい!









