大切なのは、「どれかを選ぶ」ことではなく、「どう編み込むか」を考えることです。

 たとえば「子育てをしながら学びを続ける」「仕事のスキルを活かして地域に貢献する」など、それぞれのLを柔軟に重ね合わせていくことで、あなたにしかない“人生の模様”が生まれます。

365日働き続けて
自分を見失った

 4つのLのどれかに偏りすぎると、心や身体にサインが出ます。

・Labor(労働)に偏ると:疲労・燃え尽き・人間関係の摩耗

・Learning(学び)が不足すると:停滞感・刺激の欠如

・Leisure(余暇)が欠けると:楽しみの喪失・創造性の低下

・Love(愛)が弱まると:孤独感・自己肯定感の低下

 私自身、27歳で独立してから数年間は、完全にLabor(労働)に偏った生活をしていました。365日、仕事のことしか考えていない。夜中にパソコンに向かい、週末もセミナーや打ち合わせ。

 そのときは「がんばっている」と思っていたけれど、ふと気づくと友人との連絡も途絶え、趣味の時間もなく、自分が何のために働いているのかわからなくなっていました。

「このままじゃダメだ」と思ったのは、過労で身体が悲鳴を上げ始めたときでした。

 そこから少しずつ、4つのLのバランスを意識するようになったのです。

Lのどれを選ぶかではなく
どう組み合わせて行くか

 キャリア相談をしていると、こんな声をよく聞きます。

「仕事を取るか、家族との時間を取るか、どちらかを選ばなきゃいけない」

「昇進のチャンスがあるけど、このまま突き進んでいいのか不安」

「結婚・出産したら、キャリアを諦めなきゃいけないのかな」

 でも、4つのLの考え方を知ると、「どちらか」ではなく「どう組み合わせるか」という発想に変わります。

 たとえば、子育て期間中はLabor(労働)を少し抑えてLove(愛)に比重を置き、その間にLearning(学び)で次のキャリアの種を蒔いておく。

 そして子育てが落ち着いたら、また少しずつLabor(労働)の比重を戻していく。