やりたいこと、やるべきことはたくさんあるのに、時間がない。日々の仕事に追われるだけで、新しいことができない……。「私の人生、このままでいいのか?」――そんな悩みを持つ人におすすめの本がある。15年以上にわたり、リーダーシップと行動心理学の研究を続けてきた著者、池田貴将による新刊『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』だ。人生にブレイクスルーを起こし、別人級に成長することができる「すごい習慣術」を網羅している。本記事では、「時間がなくてできない」悩みを突破する習慣術について具体的に紹介する。(構成/小川晶子)

「時間がなくてできない」がなくなる「すごい方法」とは?Photo: Adobe Stock

「時間ができたらやりたいこと」ばかりが溜まっていく…

時間ができたら、仕事部屋を改造して動画撮影もできるようにしたい。
ミステリー小説を書いて、発表してみたい。
オリジナルゲームの制作をしてみたい。

時間がたっぷりあったら、やってみたいことがたくさんある。

しかし、「時間ができたらやろう」と思っていることは、きっと一生やらないのだろう。勝手に時間がたっぷりできるなんていうことはないからだ。

それどころか、生きていれば、「残りの時間」は減っていく一方である。

「時間がなくてできない」は人生を停滞させる

趣味だけではなく、仕事についても「時間がなくてできない」と思うことはしょっちゅうある。

「スケジュール的に無理です、申し訳ございません」

大きな仕事を何度断ってきたことか。

別の人がその仕事をうまく進め、大成功しているのをあとから見て「あ~、断らなければよかった」とため息をついたことも何度もある。

でも、しょうがないじゃない。時間がないんだから。
そう思うようにしてきた。

しかし、「時間がないからできない」は「人生が停滞しているサイン」にほかならない。

「時間があれば、やれるんだけどなぁ」と言い続けていたら、成長している実感もなく、なんとなく不満が多い人生になってしまう。

思考の単位を「1週間」にせよ

そんな停滞からスコーン!と抜け出し、やりたいことを必ずできるようにする方法が『人生アップデート大全』に書かれていた。

まず、「1日単位ではなく、1週間単位で考える」ということ。

「『時間がなくてやりたいことができない』と嘆く人たちの多くが『1日思考』になっています。思考の単位が『1日』なのです。
運動、勉強、家事、仕事、掃除、子どものこと、読書など、やりたいこと、やらなければいけないことを1日の中に詰め込もうとするのです。
1日にすべてを詰め込もうとすると、必ずあふれます。そして『時間がない』と勘違いしてしまいます。」
――『人生アップデート大全』より

おっしゃる通りだ。

1日にあれこれ詰め込もうとして結局できず、「ほらね、無理だ」とか「自分はなんてダメなんだろう」と落ち込んだりしている。

これを繰り返していることにより「時間がない」と思い込んでしまっているのである。

リーダーシップと行動心理学の研究者でもある著者の池田貴将氏は、「思考の単位を『1週間』にすればいいだけ」と指摘している。

今日はできなくても、土曜日の朝ならできるというように「1週間の枠の中」で考えるのだ。

「やりたいこと」を細分化せよ

もう一つ重要なポイントがある。
「やりたいこと」を具体的に細分化しておくことだ。

仕事部屋改造なら、「キャビネットの整理」「資料の処分」「機材の情報収集」など作業を細かく分解する。

そして、1週間の枠の中で、できる作業をはめていけばいい。

「仕事部屋の改造」という大きなカタマリは1週間のどこにも入らなくても、「キャビネットの整理」は土曜日の朝にできる。「機材の情報収集」なら、水曜日の移動時間を使えばいい。

細かく分解しておけば、必ずできるものがあるはずだ。

心と時間に余裕が生まれる

この1週間単位の思考法は、精神衛生上すごくいいことを実感している。

毎晩「今日もあれとこれができなかった」とガッカリしていたが、「土曜日の朝にやればいい」と思っていれば落ち込まない。

なんだか時間が増えたような気さえする。

「なんだ、けっこう時間あるじゃん」という気持ちになるのだ。

前向きな気持ちで動き出せそうである。

(本稿は『人生アップデート大全』に関する特別投稿です)