他にも算数が苦手になっていく要因に、親が「この子はダメだ」という具合に、まだ始まってもいない段階で見切ってしまうことがあります。親が嫌いにさせているケースはたくさんあります。
その場合は何かの言葉が抜けているはずです。「算数が嫌い」という思いの中に「算数の成績が悪くて怒ってくる親御さんの言動が本当は嫌い」という気持ちが隠れていませんか?ということです。ですから「算数は嫌い!」という子には「本当に自分は“算数が”嫌いなのか?」ということを冷静に考えてほしいですね。
さらに言えば、みんなが誤解しているのは「算数が好きな人は、算数が得意になる」と思っていることです。
そうではなく「算数が得意な人は、算数を好きになる」が正解ですね。「先に得意にさせる→周りから褒められるから好きになる→よし、頑張ろう!という気持ちになり、ますます得意になる」という図式が成り立ちます。ですから、はじめに得意にするということがかなり重要だと思っているのです。
ちょっと想像してみてください。世界的なサッカーのスター選手がいるとしますよね?彼は間違いなく幼い頃からサッカーがうまかったはずです。でも、それはこの地球上での話です。宇宙にもうひとつ星があって、そこには太刀打ちできない程にサッカーが上手な生き物が数多くいるとしましょう。地球人は相手にもされません。そうしたらどうでしょうか。地球上では最強であるはずの彼自体は何も変わらないはずなのに、サッカーへの情熱は低くなるのではないかと思います。
何が言いたいかというと、うまくなることの要素として、褒められること、チヤホヤされることがあるということです。
フォトンが飛び級をやっているのも、そういう効果を狙っているからです。本来は知識を増やすのは楽しいことなのですよ。
伊能忠敬が江戸の後期に全国を測量して日本地図を作ったじゃないですか?現代人はそれを無料で簡単に見られるわけですが、日本の形を知っているのと知らないのとでは大きな差になりますよね。
世の中がどうなっているのかが分からないまま生きるのと、分かって生きるのとでは全く違う人生になります。知識を身に付けるというのはかけがえのない嬉しいことなのです。
ですから、算数に関しても基礎作りの段階で嫌いにさせてしまうような親の言動は慎むことです。人生の喜びを親の機嫌次第で奪ってはいけません。







