――算数ができると世の中の何が見えてくるのでしょう?
数学もそうかもしれませんが、算数を学問的に見たときに何なのかといえば「思考」だと思います。
世の中には様々な問題が生じます。大人として社会に出たら、その問題を解決して乗り越えていく必要があります。算数を解くことは、まさにその練習のようなものです。
まず、与えられた問題を分析して、自分の持っている知識を使って「あの解き方が使えるかも」とか「ここに補助線を引いたら…」と仮説と検証を繰り返しながら、答えを探す力が算数では求められます。
まさに、課題解決です。トライ&エラーの思考を通して難題を乗り越えていくトレーニングをしているのですね。
また、数字にも強くなります。世の中では数字を使って考えることが重要視されます。例えば、採用面接で考えてみましょう。面接官である社員に「さっきの応募者、どうだった?」と聞くとします。面接官が「良いと思います」と答えたとしたら、私は必ず「100 点中何点?」と聞くようにしています。数字で考えないと「フワッ」としてしまうことが多いからです。
もちろん、人それぞれで点数の基準は違いますが、少なくとも数字上での共通認識はできます。つまり漠然とした「良い」よりは「100点中65点」のほうが「35点減点するところがあった」ということまでわかります。定量的に考える習慣は社会に出てからとても大事だと思います。







