「年を取るのって、実は最高にハッピーなこと!」若さゆえの焦りや他者との比較を手放したとき、人生はまるで“通い慣れたテーマパーク”のように、自分らしく心地よく楽しめる場所に変わります。年齢を重ねるからこそ手に入る、愛おしい景色と「人生の醍醐味」とは? 48歳の著者が、亡きパートナーの言葉を交えながら、歳を重ねる特権と魅力をポジティブに語ります。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
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年齢を重ねることを肯定的に捉える
今日のテーマは「老後を諦めずパラダイスに」です。老後に限った話ではありませんが、今回は「年を取ること」を大いに肯定してみたいと思います。
私自身も、少しずつ年齢を重ねて48歳になりました。一般的に、年を取ることに対してネガティブなイメージや、「嫌だな」という感情を抱く方は多いかもしれません。しかし、私は率先して「年を重ねる良さ」を皆様に知っていただきたいと考えています。
若さゆえの焦りと「手放す」ことの心地よさ
若い頃は、どうしても焦りがあり、自信がなく、心に余裕が持てないものです。周囲でどんどん成長していく人や、キラキラと輝いて成果を出している人を見ると、「自分も頑張らなきゃ」「今の自分のままでいいのだろうか」と自分と他人を比較してしまいがちです。もちろん、そうした焦燥感も若さの良さではあります。
しかし、年齢を重ねると「○○しなきゃ」という焦りが落ち着き、他人からどう見られるかが割とどうでもよくなってきます。その理由は、誰しもが平等に年を取るからです。昔すごく輝いていた人も同様に年齢を重ね、それぞれの道が分岐していくため、「他人と比較しても仕方がない」ということが感覚的にわかってくるのです。
それよりも、「今の自分」や「残りの人生」を大切にすることの方が重要だと思えるようになります。つまり、良い意味での「諦め」が身につくのです。これは私が日頃からお伝えしている「執着を手放すと楽になる」ということにも繋がります。
人生は「テーマパーク」の楽しみ方と同じ
うまく手放すことができれば、年を取ることはむしろハッピーなことが多いものです。若い時の感覚のまま「あれもこれもやりたい」と若さに執着するのは、ないものねだりであり、かえって辛いことを増やしてしまいます。私自身、今は中途半端な年齢なので「さっさと50代になって、その年齢ならではの景色を見たい」と思っているほどです。
この感覚は「テーマパーク」に例えるとわかりやすいかもしれません。若い頃は、初めてテーマパークに放り込まれたような状態です。「全部のアトラクションを回らなきゃ」「3時間並んででも話題のアトラクションに乗らなきゃ」と計画を練り、焦りながら駆け回ります。途中でシステムトラブルでもあれば、あたふたしてしまいます。もちろんそれも楽しいですが、同時にとても大変です。
一方、年齢を重ねるということは、何度もそのテーマパークに通い慣れた状態に似ています。「今日はあの雰囲気を味わいつつ、穴場のアトラクションに3つくらい乗って、疲れる前に帰ろう」といった具合です。若い頃のような「網羅したい」「制覇したい」という欲を諦める代わりに、自分らしく楽しむ術を知っているのです。
この1日が若者と比べてつまらないかと言えば、決してそんなことはありません。自分にとって本当に必要なものがわかっているからこそ、不要なものを捨てることができる。これこそが年を取る醍醐味です。



