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少子化が進んでいるといわれる中で、相変わらず「中学受験ブーム」は衰えていません。そんな中で、昔と比べて「受験が難しくなっている」「入試問題が難しくなっている」という声がよく聞こえてきますが、実際どうなのでしょうか。長年、現場を見てきた経験を踏まえ、これらの説について押さえておくべき考え方のポイントを解説します。(国語専門塾の中学受験PREX代表、教育コンサルタント・学習アドバイザー 渋田隆之)
近年の中学受験で親が感じていること
実際どうなの?
中学受験業界で30年以上、学習指導をしていますが、その間、塾業界では教材やカリキュラムが確実に進化し、映像教材やAIを使用した入試分析ツールなど以前はなかったシステムも充実してきました。
ただ、その一方で「成績が上がらずに困っている」「親の負担が増えていて、兄や姉の時よりもはるかに大変になっている」という声が一向に減らないのはなぜでしょうか?
今回は近年、中学受験を経験される親御さんからよく耳にする二つのウワサの真偽について、解説していきたいと思います。
「中学受験生の数が増えているので、受験が難しくなっている」説
→首都圏で最も難度が高かったのは……
ONETES(旧首都圏模試センター)の調査によると、2026年の私立・国立中学校の受験者総数(推定)は、5万2050名(昨年比約250名減)となっています。これは、過去40年間で4番目に多い数字だといいます。少子化にもかかわらず、変わらぬ過熱ぶりといえるでしょう。
そんな中で、“中学受験熱”の高まりを背景に、合格を勝ち取るのが難しくなっているという声もよく聞くようになってきました。







