「いつも不安やストレスを抱え込んでしまう…」それはあなたの心が弱いのではなく、無意識の“ある習慣”が原因かも? メンタルが強い人が絶対にやらない「スケジュール確認の罠」や「他人軸の人間関係」など、今すぐやめられる5つの行動習慣を徹底解説! 振り回される日々を卒業し、自分らしくブレない心を育てるための、少しずつの自己改革のヒントをお届けします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)

【精神科医が教える】メンタルの強い人が「あえてやらない」習慣・ベスト5Photo: Adobe Stock

「メンタルが強い人がやらないことベスト5」

今日のテーマは「メンタルが強い人がやらないことベスト5」です。やらないほうがいいことを、順に挙げていきたいと思います。

1. 先すぎる予定を見ない

まず1つ目は、「先すぎる予定を見る」ことです。ずっと先の予定を見てしまうと、たいていは嫌な予定ややりたくないこと、心配な予定がいくつか見つかってしまいます。そうすると、見つけたその日から「大丈夫かな」という不安を抱えて生きることになり、非常にもったいないのです。

予定は、実際に手掛けるタイミングで確認すれば十分です。例えば3ヶ月後や半年後に大きなイベントがあって不安な場合、わざわざ先の予定を確認するのではなく、外部のツール(スケジュール帳など)を活用しましょう。

「1ヶ月前から準備しよう」と思うなら、その日のカレンダーに書いておき、時期が来るまでは忘れてしまえばいいのです。逆に言えば、メンタルが弱い人は先すぎる予定を見て、無駄な不安を抱え込んでしまう傾向があります。

2. 寝る前に翌日の予定をチェックしない

2つ目は先ほどのお話にも関連しますが、「寝る前に翌日の予定をチェックする」ことです。これもあまり良くありません。寝る前に予定を確認して嫌なことや緊張する予定が見つかっても、その時点では何も対処できません。ただモヤモヤしたり、不安を抱えたりするだけです。

特に寝つきの悪い人がこれをやってしまうと、「明日は大丈夫かな」と心配事を持ち越すことになり、余計に眠れなくなってしまいます。そのため、メンタルの強い人は「朝、今日の予定をチェックする」という習慣を持っています。

もちろん、「明日はいつもより早く起きなければならない」といった、見過ごすと遅刻してしまうようなことだけは確認して構いません。しかし、すべてをチェックするとモヤモヤしてしまうため、基本的には朝に確認し、終わったものから消していくのがおすすめです。

寝る前には「何も考え事がない状態」を作ってあげることが、メンタルを強くする秘訣です。

3. 他人の顔色をうかがわない

3つ目は、「他人の顔色をうかがう」ことです。メンタルが強い人は、必要以上に他人の顔色をうかがいません。

顔色をうかがっても、あまり良いことはありません。かといって、傍若無人に振る舞うわけでもありません。「あの人怒っているな、不機嫌そうだな。じゃあ私が我慢して機嫌を取ろう」と萎縮するのではなく、「私はこうしたいです。あなたはどうしたいですか? では、こうしましょう」と、建設的な話し合いのために意見を調整するのです。

対等でフェアな関係を築ける人がメンタルが強い人だと言えます。

4. 安易に「はい」と言わない

4つ目は、「安易に『はい』と言わない」ことです。これは先ほどの「顔色をうかがう」ことにもつながりますが、他人の顔色をうかがう人(他人軸の人)は、「怒らせたくない」「ダメなやつだと思われたくない」という思いから、頼み事に対して安易に「はい」と答えてしまいがちです。

そうすると、多くの仕事を抱え込むことになり、後から「やっぱりやりたくない」と思っても、一度引き受けてしまった手前どうにもならなくなります。さらに、「この人は何でも引き受けてくれる」と思われ、誰もやりたくない仕事ばかりが回ってくるという悪循環に陥ってしまいます。

メンタルの強い人は、自分のスケジュールを把握し、本当にできるかどうかを検討した上で返事をします。難しい場合は、「今は少し難しいですね」としっかり「ノー」を言えます。安易に引き受けて結局できなくなるほうが相手に対しても失礼ですので、しっかりと自分をコントロールし、迂闊に引き受けないことが大切です。

5. 自分の意見を隠さない

最後の5つ目は、「自分の意見を隠す」ことです。メンタルの強い人は、自分の意見を隠そうとはしません。自分の意見に正しい・正しくないは関係なく、単に「自分はこう思う」というだけのことです。

言ってはいけない理由は何もないのですが、メンタルが弱い人は顔色をうかがって意見を隠しがちです。意見を言わないと「あなたの意見はないもの(全員に賛同している)」として物事が進んでしまいます。自分の中に気持ちはあるのに、無いものとして扱われると、だんだんとモヤモヤして生きづらくなり、自己肯定感も下がってしまいます。

メンタルの強い人は、自分の意見を隠さずに発言します。無理に周りを従わせようとするわけではなく、「まずは自分の考えをみんなに伝える」ということを大切にしているのです。

少しずつの自己改革から始めましょう

あらためて、今日紹介した「メンタルが強い人がやらないことベスト5」を振り返ります。

先すぎる予定を見ること
寝る前に予定を確認すること
他人の顔色をうかがうこと
安易に「はい」ということ
自分の意見を隠すこと

これらを「やらない」ように意識していただくと、メンタルはどんどん強くなっていくはずです。もちろん、すぐに実践するのは簡単ではない項目もあると思います。しかし、「なるべくそうなりたい」と思って行動していくと、人間の行動パターンは徐々に変わっていきます。

それだけでも十分ですので、この動画が皆さんの自己改革のヒントになれば嬉しいです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。