朝のコンディションを整えて1日を気持ちよく過ごすための習慣は3つです。①「カーテンを開けて朝日を浴びる」ことで体内時計のズレをリセットする、②脳と活動のエネルギー源として「朝食をしっかり摂る」、③「小さな仕事から始めてエンジンをかける」ことで無理なく体を活動モードに移行させる。この3つを意識して1日の良いスタートを切りましょう。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)

【精神科医が教える】心が整う最高の朝習慣・ベスト3Photo: Adobe Stock

心が整う最高の朝習慣・ベスト3

朝にやると良い習慣として、私も実際に取り入れている3つの行動をご紹介します。

1. カーテンを開けて朝日を浴びる

まず1つ目は、「カーテンを開ける」ことです(雨の日はそこまで気にしなくても大丈夫です)。人間には「サーカディアンリズム(体の中で1日24時間より少し長い周期のリズム)」と呼ばれる体内時計があり、実は1日を約25時間のサイクルで刻んでいます。

しかし実際の1日は24時間なので、どうしてもズレが生じてしまいます。このズレは、外の光を浴びることで24時間のリズムにリセットされると言われています。朝日を浴びてリズムが整うと、夜になった時に睡眠を促す「メラトニン」というホルモンがしっかり分泌されるようになります。

逆に、朝起きて真っ暗な中でコソコソと動いていても、体調はすっきりとせず、体もスムーズに動き出しません。早朝で外がまだ暗い場合は仕方がありませんが、太陽が出ている時間に目が覚めるのであれば、まずはカーテンをパッと開けて、全身で朝日を浴びましょう。これが非常に大切です。

2. 朝食をしっかり摂ってエネルギーを補給する

2番目に大事なのは、「朝食をしっかり摂る」ということです。朝は交感神経が活発になります。起きる少し前くらいに交感神経のピークが来るため、目が覚めた時の体はものすごく「活動状態」にあります。

その勢いで仕事に出かけたりするわけですが、その際、最もエネルギーを消費する臓器の1つである「脳」は、たくさんの糖分を必要とします。朝はカロリーをしっかり摂っても太りにくい時間帯です。夜にがっつり食べるよりは、朝の活動時間に必要なカロリーを体に入れてあげることが重要です。

栄養バランスが良いに越したことはありませんが、一番の目的は「脳と体にカロリーを入れること」だと私は考えています。体が活動モードになっているのに低血糖のままだと、頭がぼーっとしてやる気も出ず、朝に弱くなってしまいます。

「準備が面倒くさい」と何も食べないよりは、手軽な菓子パンやシリアルでも何でも良いので、最低限のカロリーを詰め込むことを優先してください。食べないと気持ち悪いと感じるくらいに習慣化するのがおすすめです。

【おまけ】朝のカフェインについて

カフェインは交感神経を刺激して体を活動モードにしてくれるため、朝に摂るのはとても効果的です。私も朝はコーヒーを淹れて、糖分と一緒に摂ってから仕事に臨んでいます(ただし、午後や夜にたくさん飲むと、体をリラックスさせる副交感神経の働きを邪魔してしまうので注意が必要です)