4. 気になることが増えてくる

人間の脳には、さまざまな情報(視覚・聴覚など)の中から必要なものだけを意識に上げる“フィルター機能”があります。しかし、脳疲労が起きるとこの機能が低下し、普段は気にならないことが過剰に気になり始めます。

音や視覚への過敏:時計の秒針や冷蔵庫の音が気になって眠れない、ごちゃごちゃした視覚情報を見るだけで疲れてしまうなど。
感情の過敏:周囲の悪気のない些細な言動にひどくイライラしたり、普段なら受け流せることで急に涙が出たりします。
ニュースへの過剰反応:災害や事件のニュースを見た際、通常なら「他人事」として処理できる情報が、過剰に脳に入ってきてしまい、気分が悪くなったり悲しくて泣いてしまったりします。これは自他の境界が少し曖昧になっている状態です。

どうでもいいことが頭の中をぐるぐると巡り、ネガティブになってしまうのも重要な兆候です。

5. 言葉の出入りがおかしくなる

言葉が頭に入ってこない、あるいは言葉が出てこないといった現象が起きます。

言葉が入ってこない:会議などで人が話している声は聞こえているのに、頭に入らずぼーっとしてしまう状態です。
言葉が出てこない:いざ話そうとしても言葉が出てこなくなります。言葉の処理能力に明らかな異変を感じたら、危険なサインです。

まとめ:5つの危険サインを復習

最後に、5つの危険サインを復習します。

1. 睡眠の急激な変化
2. 食欲の急激な変化
3. 凡ミスの連発
4. 気になることが増えてくる
5. 言葉が入ってこない、出てこない

もしこれらのサインが現れた場合は、早めに精神科を受診することを考えてみてください。参考になれば幸いです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。