大学の4年間で大きく成長する選手とそうでない選手、何が決定的に違うのか……よく聞かれる質問です。私も多くの選手と関わってきてはいるものの、一つとして同じケースはありませんが、何か共通点を見いだすとしたら大きく2つあると感じています。
【成長する選手の条件その1】
根拠のない自信をもっている
一般的に、「これだけがんばったから」「あの人よりも何倍も努力したから」、自信がもて、困難な状況でもがんばることができる、といった考え方をする人がほとんどかと思います。
しかし、本当に大きく成長していく選手は、多少の困難も苦にせず、「すべてはこれからの成功のために必要なことだった」と解釈し、どんどん突き進んでいくようなマインドをもっているように感じます。自分は(最終的には)成功する、と根拠のない自信をもっている。自身の成功を疑わないという言い方でもいいかもしれません。
私が関わってきた選手のなかでも「最後は自分でなんとかしていくのだろうな」という選手は何人かいて、この先でどんな苦難が待ち受けていても乗り越えていくと感じます。
たとえば、角田涼太朗選手(現横浜F・マリノス)。入学当初から、自身のキャリアを見通して考える力があり、4年生での教育実習を終えたら、プロ契約に移行したいということを申し出てきました。
当時の彼は2年生でユニバーシアード代表(大学の所属選手によって編成される日本代表)にも入っていましたし、大学のなかでは高い評価を得ていた選手でした。一方で、プロですぐに活躍できるかは難しいのかなという評価を私はしていました。
実際、プロ契約に切り替えたシーズンは横浜F・マリノスでほとんど試合に出ることができず、「そのまま大学でプレーして、力をつけてからでも遅くはなかったのではないか」と感じていました。
しかし、翌年からは、チームでレギュラーとして活躍し、代表にも選出され(その後の怪我で辞退)、海外クラブへの移籍を果たしました。







