パデュー大学のミッチ・ダニエルズ経営大学院は秋学期授業料を40%引き下げる Photo: Kaiti Sullivan for WSJ
米国で最高額レベルの大学院学位が値下げ販売されている。
授業料を大幅に割り引くビジネススクールが増えており、学生は年間で最大50%、つまり数万ドルを節約できることになる。
学校に戻るべきか検討中の社会人にとって、これは借金せずに学位を取得する道を開くものだ。しかし、出願者の獲得に苦戦している多くの学校にとって、こうした割引はビジネスモデルとして持続可能ではないかもしれない。
こうした値下げは、厳しい雇用市場でなかなか成果を上げられずにいる社会人を対象にした、より短期間で専門性の高いビジネス系の学位に適用される傾向がある。特に若手の社会人は、人工知能(AI)が自身のキャリア計画を狂わせるのではないかと不安を抱いている可能性がある。そのためビジネススクール側は、ビジネス系の大学院学位を取得すれば、順調なキャリアから長期間(あるいは全く)離れることなく、AI分野の専門知識で優位に立てると売り込んでいる。
パデュー大学のミッチ・ダニエルズ経営大学院は、秋学期授業料を40%引き下げる。昨秋に割引を開始したところ、多くの学生が申し込んだためだ。これにより、48単位のプログラムの授業料は州外の学生の場合、従来の6万ドル(約950万円)から3万6000ドルに下がる。州内の学生の授業料は3万5000ドルだ。学生はオンラインMBAプログラムを修了するのに少なくとも2年かけることができる。
カリフォルニア大学アーバイン校のポール・メラージュ経営大学院は、秋学期の「フレックス」および「エグゼクティブ」MBAプログラムの授業料を最大38%(3万~4万8000ドル)引き下げる。これらのプログラムにはオンラインや夜間のコースが含まれており、学生はフルタイムで働きながら学業を続けられる。両プログラムとも、AIや新興技術を取り入れて再設計されたカリキュラムを含んでいる。
ジョンズ・ホプキンス大学のケアリー経営大学院は、今春メリーランド州の大学を卒業し、この秋から金融やヘルスケアマネジメントなどの専門的な修士課程に入学する学生に対し、50%の奨学金を提供している。







