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【北京】中国の習近平国家主席が今月主催した国賓晩さん会で、ドナルド・トランプ米大統領は自身のお気に入りの曲の一つである「YMCA」を中国軍の楽団が演奏するというもてなしを受けた。
軍楽団の演奏リストにはもう一つ、聞き覚えのあるメロディーが含まれていた。「エーデルワイス」だ。
どちらかと言えば「オペラ座の怪人」のファンであるトランプ氏は、この曲にこれといった反応を示すことはなかった。
「エーデルワイス」は作曲家のリチャード・ロジャースと作詞家のオスカー・ハマースタインのコンビが生み出したオーストリア民謡風の曲で、トランプ氏の邸宅「マールアラーゴ」で流れるサウンドトラックの定番ではないかもしれないが、米中外交には欠かせない一曲だ。ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の楽曲は長年、中国で米国の要人を歓迎する曲として使われてきた。
1979年に中国を訪れたウォルター・モンデール副大統領は「中国の名曲2曲『ジングルベル』と『ドレミの歌』」を聞いたと冗談を飛ばした。2002年にはジョージ・W・ブッシュ大統領が、万里の長城で「エーデルワイス」を合唱する子どもたちの一団に出迎えられた。2018年にジェームズ・マティス国防長官が訪中した際も、中国軍の歌手がこの曲を歌い上げた。
「サウンド・オブ・ミュージック」の曲は中国で最も広く知られている英語の歌で、祖国への愛をテーマにした健全でひたむきな物語として受け入れられ、数十年にわたって全国の教室で教えられている。
「エーデルワイス」はジョセフィン・ジョウさん(59)が1980年代の少女時代に初めて習った英語の歌の一つだった。当時の中国は経済改革を進め、世界に門戸を開きつつあった。
「メロディーがとても心地良く、それまで耳にしたことがある音楽とは違うと思った」。上海在住で元会計士のジョウさんはこう話した。今もふと口ずさむことがあるという。







