最近の大手スーパーでは500mlのコーラを置いていないお店が増えています。代わりに置いてあるのが350mlとその倍の700mlのペットボトル。近所のドンキでは350mlが89円で、700mlが99円です。
この500mlではないペットボトルが登場した理由については以前、私も取材したことがあるのですが、理由としては500mlが消費者ニーズとしては中途半端だからということです。飲み切るなら缶と同じ350mlで、家飲みで何度かにわけたり家族で飲むときには500mlでは足りないから700mlを買ってもらうのだそうです。
これが公式見解なのですが、戦略の専門家の視点でみるとおそらくもうひとつ理由があるでしょう。それはコンビニや自販機で高く売れるように、同じサイズの商品は極力スーパーには置かないようにするという考え方です。
さて、ここまで調べたうえでも、実はまだもうひとつもやもやすることがあるのです。それは、「結局、今年の秋からはいくらになるのだろうか?」ということです。
さきに結論から申し上げると、コカ・コーラが公式に希望小売価格を200円から220円に引き上げるということは、この秋から、実勢価格を1割値上げする方向で動くことになるでしょう。
私の場合、コーラは基本的に仕事場で飲みます。1.5リットルの大きめのペットボトルを購入するのですが、その実勢価格は1本あたり198円というのが近所の相場です。それが秋にはおそらく218円に値上げされるでしょう。
コンビニはおそらく187円、自販機は税込ですがおそらく180円と200円の自販機が混在するでしょう。自販機の価格はボトラーが戦略的に決定しますので、もし200円の自販機の売れ行きが悪くなれば、全体的に190円で統一するかもしれません。
「結局、値上げかあ」と、もやもやがスッキリした後に落胆が待っているのではちょっと救いがありませんね。そこでもうひとつ情報を付け加えましょう。
早ければ来年早々に食料品の消費税が1%に引き下げられる可能性があります。すると魔法が起きます。
たとえば私が仕事場で飲んでいる1.5リットルのコーラは現在は税込で214円です。この秋からの値上げ分ですが、消費税減税でかなりの部分が相殺されます。差し引きをすれば来年の税込価格はおそらく220円あたりになります。214円と220円ならほとんど誤差範囲内ですね。
そうなれば自販機もおそらく160円と180円の間、つまり現在の価格帯に戻るはずです。
このことからわかることがひとつあります。今わたしたち消費者がやるべきことは「声をあげる」ことです。なにしろ本当に食品の消費税が1%になるかどうか、まだ情勢は微妙です。イラン危機が回避されればいいのですが、原油価格が逆に上昇すると財務省の力の方が官邸よりも強くなるかもしれません。
「値上げするんだったらもうコーラなんか飲まないぞぉ」
「公約守らないんだったら他に投票するぞぉ」
そうした国民の声がいまよりも一層高まること。それが来年も自販機でコーラを爽やかに飲むために一番大切な行動なのかもしれません。








