10年後の自分へ

小学校6年生 自習学習ノートより小学校6年生 自習学習ノートより 写真は「辺野古ボート転覆事故遺族メモ」より
十年後の自分へ
 こんにちは、12才の知華です。22才の自分は元気ですか?なりたい自分になれていたらいいなと思っています。

 今の私はまだジャニーズ好きですか?もしそうなら聞かせてください。嵐はまだ活動していますか?多分今の私は嵐に興味がないと思いますが、ぜひ思い出してみてください。 私は確かにこのグループが好きだったなーって。

 成人してお酒を飲んでいると思いますが、私はお酒に強いですか?両親そろって弱いからたぶん弱いかな?

 (姉)は今も元気にしていますか?

 なんか手紙に(姉)のこと書くなんてよっぽど(姉)のことが好きなんだろうね! けんかしても絶対に仲直りして!

 私は今でもしつこいと言われるほどあやまってもゆるしてくれないから連絡を自分からやめて1週間すると仲直りできるから!

 私はこれからも立派にかんばるので十年後の私もがんばってください!


10年後の自分へ

 10年後、知華はきっと自分の夢をひとつひとつかなえ、世界に羽ばたいていたはずでした。元気で、なりたい自分になれていたはずでした。こんなところで終わってもいい人生なんかじゃ絶対になかったのに。

 嵐のラストツアーも楽しみにしてたよね。ライブ配信あるかなって楽しみにしてたよね。一緒に見たかったな。

 私のお酒の弱さを笑ってたよね。知華はもっと強いはずって。一緒に飲みにいきたかったな。

 喧嘩もよくしたね。

 言い合いになることもあったし、私が言わなくてもいい言葉で知華を傷つけてしまったことも、きっと何度もあったね。

 それでも思い返せば、どんな喧嘩も、気づいたらいつの間にか仲直りできてたよね。知華のおかげだったんだね。

 知華が、ちゃんと仲直りしようとしてくれていたからだったんだね。

 私はあなたにとって、いいお姉ちゃんでしたか。
 自慢できるお姉ちゃんとは、程遠かったかもしれない。
 何度も、言わなくてもいい言葉で傷つけたかもしれない。
 もっと優しくすればよかった。もっとここ行きたい、あれしたいを叶えてあげればよかった。後悔しかありません。

 それでも、知華の友達から聞く、知華が周りに話していた私の話は、愛に溢れていました。その話を聞くたびに、涙が止まりません。