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部下を気遣って「何か困っていることはありますか?」と声をかけていませんか?一見すると優しいマネジメントに思えますが、実はこの質問、部下に「大丈夫です」と本音を隠させてしまう“二流上司”のNGアクションなのです。では、部下から信頼される一流の上司は、一体どのようにSOSを察知し、声をかけているのでしょうか?「最近の若者は何を考えているかわからない」と悩む人必見の、驚きのアプローチに迫ります。(文/心理学者・立正大学客員教授 内藤誼人)
「困ってます」とは
部下が言えない理由
「何か困っていることはありますか?」
一見すると、部下を気遣っているように聞こえる言葉です。実際、何も声をかけない上司よりは、ずっとましでしょう。しかし、この聞き方だけで部下の本音を引き出せると思っているなら、上司としては少し甘いかもしれません。
なぜなら、部下は上司に向かって、そう簡単に「困っています」とは言わないからです。
「特にありません」
「大丈夫です」
「なんとかします」
たいていは、そう答えます。本当は仕事量が多すぎたり、取引先とのやり取りで詰まっていたり、体調が悪かったりしても、上司に弱みを見せたくない。評価を下げられたくない。面倒な人だと思われたくない。そう考えて、本音を飲み込んでしまうのです。
だから、一流の上司は、いきなり「困っていることはある?」とは聞きません。まず、部下の変化を観察します。
「あれ、今日はいつもより挨拶の声が小さいな」
「午前中から少し表情が硬いな」
「昨日からA案件の進みが止まっているように見えるな」
「いつもなら早い返信が、今日は少し遅れているな」
こうした小さな変化を見逃さないのです。そのうえで、漠然と困りごとを聞くのではなく、具体的に声をかけます。







