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部下を気遣って「何か困っていることはありますか?」と声をかけていませんか?一見すると優しいマネジメントに思えますが、実はこの質問、部下に「大丈夫です」と本音を隠させてしまう“二流上司”のNGアクションなのです。では、部下から信頼される一流の上司は、一体どのようにSOSを察知し、声をかけているのでしょうか?「最近の若者は何を考えているかわからない」と悩む人必見の、驚きのアプローチに迫ります。(文/心理学者・立正大学客員教授 内藤誼人)
「困ってます」とは
部下が言えない理由
「何か困っていることはありますか?」
一見すると、部下を気遣っているように聞こえる言葉です。実際、何も声をかけない上司よりは、ずっとましでしょう。しかし、この聞き方だけで部下の本音を引き出せると思っているなら、上司としては少し甘いかもしれません。
なぜなら、部下は上司に向かって、そう簡単に「困っています」とは言わないからです。
「特にありません」
「大丈夫です」
「なんとかします」
たいていは、そう答えます。本当は仕事量が多すぎたり、取引先とのやり取りで詰まっていたり、体調が悪かったりしても、上司に弱みを見せたくない。評価を下げられたくない。面倒な人だと思われたくない。そう考えて、本音を飲み込んでしまうのです。
つまり、「何か困っている?」という質問は、聞く側にとっては便利でも、答える側にとってはとてもハードルが高いものなのです。何に困っているのかを自分で整理し、それを上司に打ち明けるところまで、すべて部下に任せてしまう聞き方だからです。
二流の上司は、「本人が何も言ってこないのだから問題ない」と考えます。しかし、一流の上司は違います。部下が言い出せない可能性まで考えたうえで、まず相手の様子をよく見ます。
いきなり本音を求めるのではなく、普段との違いを見つける。そこから「もしかすると、ここで詰まっているのではないか」と仮説を立てる。これが、部下に安心して話してもらうための第一歩です。







