この1週間に公表されたある数値は、インフレ率が米連邦準備制度理事会(FRB)が目標とする2%から遠ざかりつつあることを示している。だが別の数値によれば、インフレ率はほぼ目標に達している。米商務省は5月28日、変動の激しい食品とエネルギーを除くコア個人消費支出(PCE)価格指数が4月に前年比3.3%上昇したと発表した。しかし、最も極端な物価変動を除いた「トリム平均」インフレ率と呼ばれるあまり知られていない指標は2.3%にとどまった。通常、こうしたより穏やかな数字は、FRBや市場が今後の金利動向を予想する上でほとんど重視されない。だが、その状況がまさに変わろうとしているかもしれない。FRBのケビン・ウォーシュ議長は、4月に開かれた自身の指名承認公聴会で、FRBに対し、トリム平均のような指標にもっと注意を払うよう求めた。これにより、経済学者間の専門的な議論だったものが、政策面の現実の論点へと変わった。
インフレに異なる視点を ウォーシュ氏がFRBに求める
新議長は基調インフレ測定に代替指標の検討促す
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