宇多田ヒカルのインタビューで思わずハッとした英単語「ホンモノにこだわるアーティストが好む言葉」Photo by Scott Dudelson/Getty Images for Coachella

宇多田ヒカルさんといえば米ニューヨーク生まれ、現在は英ロンドン在住で、バイリンガルで知られる。彼女が話す英語は、彼女の音楽と同じように、自然体で誠実。英語学習者やビジネスパーソンにも参考になる英語表現が多いので紹介しよう。息子さんや母・藤圭子さんについても想いを語っている。(ロサンゼルス在住ライター 藤本庸子)

宇多田ヒカルさんの飾らない英語
曲作りや息子さんにも言及

 宇多田ヒカルさんがApple Music 1の看板番組『The Zane Lowe Show』に出演した(2025年5月2日)。この番組は、ニュージーランド出身のラジオDJゼイン・ロウさんがトップアーティストにインタビューするラジオ番組。今回、宇多田さんはデビュー25周年ベスト・アルバム『SCIENCE FICTION』を基に、「SCIENCE FICTION, Touring & Fame(ツアー&名声)」というテーマで、音楽やキャリア、名声、ツアー、育児について存分に語った。

 宇多田さんがクリエイティブな考えを語っていて、かつ日常会話でもビジネスシーンでも使える表現を、インタビュー動画から書き起こして紹介していこう。

 まず、下記の「drives me(私を駆り立てる)」は、ビジネスシーン(例えばプレゼンテーションや評価面談など自分をアピールする時)でも使いやすい表現だろう。

宇多田:I’m curiosity is the only thing that really drives me. I think I I always think of myself as a very lazy person and I think everyone else works so hard and but people assume I’m busy but I don’t think I'm busy.
私を本当に駆り立てるのは好奇心だけなんだ。自分はすごく怠け者だと思ってるし、他のみんなはすごく頑張ってるのに、でもみんなは私が忙しいと思ってるけど、自分ではそう思わないんだよね。

 続いて、宇多田さんが曲作りや息子さんにも触れているシーンから。※会話を一部抜粋、中略している

I really enjoy that time when I’m have to make a song but I haven’t really gotten into it yet.
曲を作らなきゃいけないのに、まだその気分になれないあの時間が、実はすごく好きなんだ。

I do trust the process and I do really believe in deadlines.
私はプロセスを信頼してるし、締め切りを本当に信じている。

Um I'’ve been very fortunate to work with. All these people I I love working with.
ええと、私は本当に幸運にも一緒に仕事をする機会を得たわ。これら全ての人たち、私は彼らと働くのが大好きなの。

I really enjoy seeing his curiosity.
彼(息子さんのこと)の好奇心を見るのが本当に楽しいわ。

 これら「I really enjoy~」「I do really believe in~」「I love working with~」は、手軽にポジティブな感情を表すことができ、会話相手との距離を近づける、親しみを持たせる言葉だ。