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母が腐らせた冷蔵庫1台分の食料品は、45リットルのゴミ袋は6つに及んだ。そして、私は、そのゴミを自宅まで運んで庭に穴を掘って埋めたのだ。
その後、兄も含めた家族会議が開かれ、「セーキョーは中止。新しい冷蔵庫はもう買わない。兄妹の誰かが母をスーパーに連れて行くか、必要な物を買って届ける」ことになった。冷蔵庫1台分腐らせたことで、さすがの母も今度ばかりは爆買い中止を承諾した。
買い物に連れていくと、母は「やっぱり、お買い物は楽しいわね~~。外に出ると気が晴れるわ」とウキウキしていたのも束の間。ゴールデンウィーク明けに実家に行くと、母からこう告げられた。
「来月から、またセーキョーに来てもらうことにしたから。だって、あなたたちに買い物に連れていってもらうのも気がひけるんですもの」
(なんだとーーーー!)
母は「もう買い過ぎないから」というけれど、元の木阿弥になるのは目に見えている。とはいえ、子どもたちが勝手にセーキョーを退会させることはできない。母には母の意思があり、買いたいものを買う自由はある。母と私は別人格で、母から暮らしの主導権をもぎ取ることはできないからだ。
母の生活に関与しないという選択肢もあるけれど、暮らしや家計が破綻して母が困る姿も見たくない。心と身体の状態が変わって、本格的な介護が必要な段階になったら、また違う関係になるのかもしれない。だが、今はイライラ、モヤモヤしながらも付き合っていく時期なのだと思う。
親子って本当に面倒くさい。でも、簡単にやめることもできない。
ハルコ91歳、本日も介護未満。母と娘の攻防は続く。








