
大きく出た槇村、突然の告白
「それでも俺は女郎の苦しみは偽りなく書いてあったと思うよ」
口の悪い槇村(林裕太)も今回ばかりはシマケンを認める。
それでもやっぱりシマケンは浮かない顔。
「助けたかったんじゃない。助けられる自分でいたかっただけ。まだまだ小さな人間だ」
「小さな人間だ」と聞いて槇村は「俺は大きく勝負に出るぞ」と奮起する。小説に関する勝負かと思ったら、突然、安(早坂美海)にアプローチ。
「初めて会ったときから安さんの笑顔が、私のハートをつかんで離さないのです」
安は兄・宗一(上杉柊平)にひと目惚れしているのに、その気持ちをわかっていての横恋慕。「ちょっと待ったー」的なやつだ。
シマケンが男女の繊細な機微がわからず、作家に向いていないと言っていた槇村自身が、他者の気持ちをわかっていない皮肉。今度はシマケンが槇村の告白を事前に察知して止めていた。いや、槇村の場合、わかることをあえてわからなくしているのではないか。もしかしてこれこそ作家気質? 何かを超えた表現を求める、それが創作者だ。
槇村「もし今少しでも心揺れたなら、どうか、私と生きる道を考えてくれませんか? 兄のことを思えば心痛むのは分かります。でも」
安「私は」
槇村「今答えを出さないでください!」「今から毎日、少しずつ、僕のことを考える時間を増やしてくれませんか? きっと振り向かせてみせます!」
勝手なことを並べ立てて去っていく槇村と入れ違いにやってきたのはご近所さんの中山マツ(丸山礼)。息子・宗太(木下瑛太)を連れてきた。なんでここで急にご近所さん?と思うが、宗太と環(英茉)がどうやら仲が良さそうだ。あるいは、宗太と宗一、漢字がかぶっているつながりか。
なんだか人物の出入りが激しくて、何をしたいのかと思うが、人がたくさん集うりんの家と、直美が「家族みたいな人」としてこの家に招かれた。それが直美にとって変化をもたらすことを表現したいのだろう。
りんはマツに直美を「家族みたいな人」と紹介する。そのときの直美の顔。彼女は子どもの宗太には笑顔を見せる。







