職場の「仲の良さ」は、意味があるのか?
優秀なマネージャーは、「少しだけ演技」する。あえて「演じること」を選べば、「部下に信頼される」「会社に評価される」「自分も疲れない」職場になる。そんなリーダーの実践的なふるまい方をまとめたのが、『3000件の職場の悩みを解決したプロが教える リーダーのふるまい大全』(本田淳也著)である。本稿では、同書の内容を紹介する。
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「職場」には気の合わない人が当たり前にいる
「あの人、どうしても苦手だな……」
職場でそんなふうに感じたことはありませんか? 実は、これは決して珍しいことではありません。
実際に職場を見ていると、5人に1人はあまり気が合わない人がいて、10人に1人はホントに苦手な人がいるというのが実感です。
価値観、コミュニケーションスタイル、仕事の進め方
――さまざまな要因で、どうしても「苦手だな」と感じる人は必ず存在します。
でも多くのリーダーは、「チーム全員と仲よくやらなければ」と考えがちです。
理想的ではありますが、現実的には難しいものです。
大切なのは、業務に支障をきたさないこと
職場での人間関係のトラブルで悩む方は本当に多いのですが、よく見られるのが「好き嫌い」と「仕事上の協力」を混同してしまっているケースです。
「あの人のことは苦手だけど、仕事は一緒にできる」
――こんなふうに割り切れると、職場の雰囲気は格段によくなります。
まずリーダーに認識してもらいたいのが、「気の合わない人がいるのは当然」ということです。
そのうえで、「相性の悪さ」を問題視するのではなく、「仕事に支障が出ているか」を判断基準にしてください。
「プロとしての距離感」を保つ
相性が悪い二人がいる状況では、情報共有の仕組みを整えることから始めてみてください。
メールやチャット、定期的な会議などで情報共有ができれば、業務は十分回ります。
どうしても直接のやりとりが難しい場合は、リーダーが橋渡し役を担うことも必要です。
一般的に就業規則では、「職場の秩序維持」や「協力体制」について定められていますが、これは"好き嫌いなく全員で和気あいあい"を意味するのではありません。
感情に左右されず、必要なときにきちんと協力する「プロとしての協力関係」が築けていれば、それで十分なのです。
この「大人の関係」ができるチームは、実は非常に働きやすく、生産性も高いものです。
(本稿は、『3000件の職場の悩みを解決したプロが教える リーダーのふるまい大全』の発売を記念したオリジナル記事です)









