家事には一連の工程があります。それを最後までやり遂げることで克己心が培われます。
これは社会に出ても同じです。誘惑に負けて仕事を途中で投げ出していては、職場で生きていくことはできません。
克己心を育てることは、社会で生きる力を育てることにつながるのです。
段取り力が身につくと
受験勉強にも活かせる
料理をするためには献立を考えて、買い出しをし、お米を炊いて、野菜を切って、醤油とみりんを混ぜ合わせて……など、何工程もの段取りが必要です。
段取り力の必要性は、働いている中で実感することが多いでしょう。どんなプロジェクトも段取り力がなければ空中崩壊してしまいます。ゴールイメージから逆算して、的確な手順を踏んでいく家事は段取り力を鍛える絶好の機会です。
たとえば、テストの日までに、どうやって時間を使って勉強を進めていくか。多くの人が、このあたりまでは苦手な数学に力を入れて、直前は英語を頑張ろうなど、自分に合った時間の使い方を考えていたはずです。
高校入試や大学入試、就職試験に向けた準備も同様です。わが家の子どもたちは、「夏休みの宿題時間切れ事件」なども引き起こしていましたが、大学受験など大事なタイミングのときは漏れなく、期限通りに進めていました。
私が声をかけずとも、志望校を決め、受験に必要な準備をし、試験日程を組んでいました。こうしたポイントをおさえた段取りができることはとても重要でしょう。
試行錯誤やリサーチが
知的好奇心を伸ばしてくれる
知的好奇心は学びを進めていく原動力になります。これからは、言われたことを言われた通りに勉強すればいいという時代ではありません。「何に興味があるか」「どんなことに熱中するか」が学びには重要です。
家事は、知的好奇心を育みます。そして、ひと昔前よりも、その知的好奇心を生かしながら料理を工夫する余地があります。
「インド料理を作ってみよう」と思えば、インターネットで調べられます。近所のスーパーに売っていない調味料も、ネット通販ですぐに購入することができます。
また、「冷蔵庫に鶏肉しかないけれど肉じゃができるかな?」と思ったら、調べてみて、「じゃあ、このレシピで鶏じゃがを作ろうか」といったアレンジも可能でしょう。







