最悪は年間100億円の売上げ目論見が消滅 Photo:医薬経済社
*本記事は医薬経済ONLINEからの転載です。
期待の大型品候補の承認間近で、販売提携の解消騒ぎが露呈した日本新薬と米カプリコール・セラピューティクス。一時は承認が危ぶまれたものの、何とか乗り切り、絆を深めたかと思いきや、一転「離婚話」が持ち上がり、訴訟にまで発展している。
三行半を突き付けたのは、カプリコール側だ。創製したデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)心筋症薬「デラマイオセル」(一般名)の価格設定や販売体制の不備などを理由に、日本新薬と米子会社NSファーマに販売契約解除のほか、販売に関する仮差し止め命令などを求め、米国時間5月7日にニュージャージー州上級裁判所に訴訟提起したのだ。同月15日の決算説明会で日本新薬の中井亨社長は、少々困惑気味に語る。
「訴状が米国時間5月13日にNSファーマに送達されたが、我われとしては、発売に向けて準備し、両社の協業も、こちらから必要なコミュニケーションは適切に取るように進めている」
あくまで日本新薬は従来どおりの関係を望んでいるようだが、はたしてどこでボタンを掛け違えてしまったのだろうか。







