北朝鮮のウラン濃縮能力は、間もなく新たな施設がフル生産に達すれば、75%拡大する可能性がある。国際社会の圧力に対抗する軍事力を強化しようとする金正恩(キム・ジョンウン)総書記の思惑を明確に示すシグナルといえる。政府による国際軍縮条約の実施と検証を支援する英ロンドンのNPO(非営利団体)「検証研究・訓練・情報センター(VERTIC)」によれば、寧辺(ヨンビョン)の新施設は遠心分離機9000基余りを備え、高濃縮ウラン生産能力は年160キログラム前後とみられる。VERTICによると、これまで北朝鮮の高濃縮ウラン生産能力は年約215キログラムとみられていた。VERTICの分析の共同執筆者の1人、グラント・クリストファー氏は「北朝鮮はおそらく中型核兵器に必要な材料をすでに全て保有している。その上、さらに数を増やそうとしているようだ」と述べた。「同国が目先、やめるという証拠は一切ない」