住友林業では平屋比率が約46%に達しており、外構計画まで含めた総合提案に強みを持つ。軒の深い平屋と庭木、照明計画を組み合わせた空間演出は同社ならではの魅力だ。

 また、ミサワホーム(8点)はスキップフロアなどを活用した立体的な空間提案(大収納空間「蔵」)が得意で、狭小地での空間活用力に定評がある。

「自由設計」でも
自由度はさまざま

 住宅購入者が最も誤解しやすいのが「自由設計」という言葉だ。

 実際にはメーカーによって制約の度合いが大きく異なる。壁の位置を45.5センチメートル単位でしか変更できないメーカーもあれば、1センチメートル単位で調整可能なメーカーもある。アーチ壁や特殊収納など細かな造作に対応できるかどうかも大きな違いだ。

 自由度が高いメーカーとして挙げられたのは積水ハウス(9点)や大和ハウス(9点)。大空間を確保しながら間取り変更に柔軟に対応できる。

 一方、トヨタホーム(5点)やセキスイハイム(4点)は工場生産のユニット工法を採用しているため、構造上の制約が比較的大きい。一条工務店(4点)も45.5センチメートルモジュールを基本としており、細かな寸法調整は苦手な部類に入る。

 逆に、アキュラホーム(8点)やアイ工務店(7点)、クレバリーホーム(7点)など木造軸組系のメーカーは、収納寸法や家具配置に合わせた細かな設計変更を得意としている。

大空間・大開口なら
重量鉄骨勢が有利

 近年人気が高まる吹き抜けや大開口サッシについては、構造性能が大きく影響する。住宅は柱間隔が広くなるほど耐震性確保が難しくなるため、一般的な住宅では約3.64メートル程度が一つの目安となる。しかし、構造技術によってそれ以上の大空間を実現するメーカーも多い。

 代表格はヘーベルハウス(10点)だ。軽量鉄骨ではなく重量鉄骨を採用することで、広いリビングや大開口サッシを実現。特に2階リビングと大型バルコニーを組み合わせた住宅の提案に強みを持つ。

 積水ハウス(9点)の鉄骨住宅も高い評価を受けており、独自の梁(はり)である「ダイナミックビーム」によって豪邸のような大空間をつくることができる。住友林業(9点)の「ビッグフレーム構法」や大和ハウス(9点)の高天井の大空間も高く評価できる。