「目標を立てているのに、なぜか人生が大きく変わらない」。そんな悩みを抱えている人は少なくありません。資格取得、昇進、収入アップ。目標を達成しても、しばらくすると元の自分に戻ってしまう。実はその原因は、努力不足ではなく「目標の立て方」にあるのかもしれません。
毎朝5時55分から開催している「1分朝活」に登壇いただいた、『夢が叶う!人生が丸ごと変わる クォンタム・ジャーナル』(徳間書店)の著者・山崎拓巳さんが語ったのは、「現状の外側にゴールを置くこと」の重要性でした。その話は、人生そのものを変えるヒントに満ちていました。

人生が変わらない人が無意識にハマっている「目標設定」の落とし穴Photo: Adobe Stock

なぜ目標を達成しても人生は変わらないのか

「資格を取った」「昇進した」「収入が増えた」。一見すると成功に見える出来事でも、人生全体が大きく変わった実感がない人は少なくありません。

私は『奇跡が起きる毎朝1分日記』の著者として、毎朝5時55分から「1分朝活」を無料で開催しています。心と行動を整えるための短い習慣ですが、毎週月曜日はゲスト講師をお迎えしています。

今回のゲストは、『夢が叶う!人生が丸ごと変わる クォンタム・ジャーナル』(徳間書店)の著者であり、数多くのベストセラーを生み出してきた山崎拓巳さんでした。

人生を変えるには「現状の外側」にゴールを置く

山崎さんが最初に教えてくれたのは、「現状の中で達成できる目標だけでは人生は変わらない」ということでした。

私たちは無意識のうちに、自分のセルフイメージに合わせて行動しています。年収や肩書き、住む場所、人間関係なども、実はそのセルフイメージの範囲内で選択しています。

そのため、今の自分が想像できる範囲の目標を達成しても、セルフイメージそのものは変わりません。だからこそ必要なのが、「現状の外側」にあるゴール。山崎さんはこれを「ワールド2」と表現されました。今の自分では想像しきれないほど大きな世界を描くことで、人は初めて人生そのものを変えることができます

夢欲ではなく「志」が人を成長させる

特に印象的だったのが、「夢欲」と「志」の違いについてのお話。例えば、「オリンピックで金メダルを取りたい」という目標があります。それ自体は素晴らしい夢です。しかし、それが単なる自己実現で終わるのか、それとも「世界平和に貢献したい」「人々に勇気を与えたい」という大きな志から生まれているのかによって、意味はまったく変わります。

同じ金メダルでも、自分のためだけに目指すのか、多くの人のために目指すのかで、その人の在り方は大きく変わるのです。夢欲が志に変わった瞬間、人はより大きなエネルギーを手に入れることができます

セルフイメージを書き換える5つの方法

では、どうすれば現状の外側に出られるのでしょうか。山崎さんは具体的な方法として、次の5つを紹介してくださいました。

まずは、常識では考えられないような「クレイジードリーム」を持つこと。次に、普段一緒にいる人を変えること。人は環境の影響を強く受けるためです。さらに、夢が叶った前提で生きること。未来の自分になりきることで、行動も変わります。加えて、良い言葉を集めて使うこと。そして、同じ目標を持つ仲間を応援すること

どれも特別な才能は必要ありません。しかし、続けることでセルフイメージは確実に変わっていきます。

進化にはコーチが必要である

山崎さんは、現状の外側に出ることの難しさについても語られました。なぜなら、人は無意識のうちに現状維持を選ぶ生き物だからです。そのため、自分一人で進化するのは簡単ではありません。そこで重要になるのがコーチやメンターの存在。

山崎さんは「魚が海から陸へ進化したときにも、隣にはコーチがいたはずだ」というユニークな表現をされていました。もちろん実際にいたわけではありませんが、それほど進化には導いてくれる存在が大切だという意味です。

最後に、山崎さんは瞑想の重要性にも触れられました。頭の中を整理し、本当に自分が望む未来を見つけるためには、静かに自分と向き合う時間が欠かせないというのです。

人生を変えるのは、目の前の目標ではありません。その先にある大きな志です。現状の外側にゴールを置いたとき、人は初めて本当の意味で人生を変え始めるのかもしれません。