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脳機能研究者の川島隆太氏によれば、褒められることで脳が大きく活性化するのだという。反対に、批判や皮肉ばかりを言う意地悪な人は「認知症リスクを高める」という。脳科学の観点で、認知症にならないためのコミュニケーション術を解説する。※本稿は、脳機能研究者の川島隆太『脳を鍛える!人生は65歳からが面白い』(扶桑社)の一部を抜粋・編集したものです。
「褒め言葉」は「宝くじ当せん」と
同じくらいのうれしい衝撃
いちばん身近なコミュニケーションの相手は、自分の妻や夫だという人も多いのではないでしょうか。特に65歳を過ぎると、社会のなかでの自分の時間よりも、家庭のなかでの自分の時間が圧倒的に増えてきます。
しかし、急に「コミュニケーションを深めたい」と思っても、話題にも困ってしまうかもしれません。そこで取り入れたいのが、「褒める」ということです。この褒めるという行為は、夫婦に限らず他者とよいコミュニケーションを取るための1つのテクニックです。さらに、褒めることが上手になると、脳が活性化するというおまけもつきます。
「健康」という観点でいうと、健康寿命がのびるとか、認知症にならないといったデータや研究自体はありません。毎日誰かをずっと褒め続けるということは難しいため、研究にはなっていないわけですが、褒めたときや褒められたときの脳の活動を調べた短期の研究はたくさんあります。
人を褒めるというのは、状況を理解して、かつその人の今のあり方や気持ちを理解した上で言葉を選んだり、自分の行動も鑑みながら発言したりするということですから、非常に高度な脳の活動です。人を褒めると、前頭前野が強く活性化します。







