ケイティは、次のように語っています。
私がこのことに気づいたのは、1986年でした。たとえば、「お母さんは私を理解すべきだ」といった考えを抱き、頭の中で「母の領域」に入るやいなや、孤独に感じたのです。そして、私が傷ついたと感じたり、孤独になった時はいつも、頭の中で「誰かの領域」に入っていることに気づきました。
もし、あなたがあなたの人生を生きていて、私が頭の中であなたの人生を生きているとしたら、誰も私の人生を生きてくれません。そうすると当然ながら、私は孤独になり、なぜ私の人生はうまくいかないのだろうと思うのです。
また、相手のために何がベストか、自分はわかっていると思うなら、「自分の領域」から離れることになります。愛という名のまったくの傲慢です。こうした傲慢さが、緊張や心配、不安をもたらします。
ストレスを感じたり、孤立しているように感じたら、自問して下さい。「頭の中で自分は誰の領域にいるのだろうか」と。「誰かの領域」に自分が入っていることに気づけば、素晴らしい自分に戻ることができます。
そして「自分自身の領域」に留まることができれば、想像を超えるほど、あなたの人生を解放することになるでしょう。