『風、薫る』第65回より 写真提供:NHK
今日の朝ドラ見た? 日常の話題のひとつに最適な朝ドラに関する著書を2冊出版し、毎日レビューを続けて12年めの著者による「読んだらもっと朝ドラが見たくなる」「誰かと話したくなる」連載です。本日は第65回(2026年6月27日放送)「風、薫る」レビューです。(ライター 木俣 冬)
シマケンにいい波が?
『FIFA ワールドカップ2026』のため『風、薫る』第65回の放送時間が土曜日に変更になった。朝ドラが休止や時間変更になることはまれにある。例えば地震やJアラートが発令されたときなどだ。第64回は地震で本放送が昼に変更された。第65回はサッカー中継のため。今回は有事による変更ではないことが救いだ。
もしかして、『風、薫る』は看護婦を目指す者たちのデスゲーム。敗者がどんどん脱落していく話なのか。ゆき(中井友望)、しのぶ(木越明)、喜代(菊池亜希子)が去り、今度はツヤ(東野絢香)?ふんわりして見えて実は過酷な物語なのでは。
第64回で疲労でふらついていたツヤはどうなる? 順を追って見ていこう。
第65回の序盤はシマケン(佐野晶哉)のターンだ。
またしても団子屋で、原稿の入った封筒を持って待っているシマケン。空ではトンビらしき鳴き声がする。いったい何日待っていたのやら。ついにりん(見上愛)が環(英茉)と連れ立って歩いてきた。
直美にお団子買ってきてと頼まれてきたりん。第64回でシマケンに協力すると直美が言っていたが、本当に協力してくれたようだ。シマケンは「いい人だ〜」と感無量。
シマケンはりんに小説を読んでもらう。その小説「浮世の翼」は遊女と幼なじみの恋のような通俗的なものではなく、小鳥が出てきて詩的な雰囲気。
「面白かったです。シマケンさんはすごいですね、こんなお話が書けるなんて。私も頑張らないと」
りんは好感触。りんも武家の娘で学があるから、シマケンの作品を理解できるようだ。お地蔵さんに風が吹く!シマケンにもいい風が吹いてきたということか。







