湯畑の北側にある、光泉寺の階段もキャンドルで明るく照らされていた。こちらも写真を撮ろうと若いカップルやグループ客で賑わっていた。
光泉寺の階段 Photo by H.M.
湯畑前の広場に戻ると、何やらイベントが。ハローキティが登場し、大盛り上がりだ。どうやらサンリオと旅行会社のコラボ企画のようだ。キャンドルがキティの形に点灯されると、わあっと歓声が上がった。
イベントにハローキティが登場し、人だかりができていた Photo by H.M.
光泉寺の階段もキティの点灯に変わると歓声が上がった Photo by H.M.
旅館の浴衣姿でそぞろ歩きする人も結構いた。カラフルで映える和傘のモニュメントと相まって、温泉街らしい風情を感じられる。若い女性らはとにかくスマホで写真を撮りまくっている。
浴衣姿でそぞろ歩き写真を撮る人が絶えなかった Photo by H.M.
和傘のライトアップ Photo by H.M.
ライトアップは湯畑だけでなく、大露天風呂のある西の河原公園などでも行われていたようだ。これほど若者受けしやすい映えスポットがたくさんあるとは思ってもみなかった。
温泉街の書き入れ時である11月、栃木県の鬼怒川温泉を訪ねた時の印象とは正直、全然違う。過去記事『鬼怒川温泉の廃墟ホテル群が暗示する「インバウンド依存」の観光地の末路』でも記したように、鬼怒川は草津や箱根などと並ぶ、関東で古くから有名な温泉街。バブル期には数多くの大型宿が建ち、1993年をピークに年間宿泊客数は341万人を記録した。
しかし、2024年は同約150万人まで低迷。経営破綻して廃虚と化した宿が複数あり、YouTubeでの潜入動画が注目される――。過去記事ではそうした廃虚群を実際に歩き、写真を撮って確かめたのだが、その時のうら寂しい雰囲気とはまるで違う。
草津町の観光客数はコロナ禍明けの23年以降、過去最高を更新し、25年には400万人を突破した。草津町もバブル期をピークに客数は一時265万人ほどに落ち込んでいたが、さまざまな施策で息を吹き返した。
いまだ廃墟に苦しむ鬼怒川と、アクセスは鬼怒川より劣るが若者でオフシーズンも賑わう草津――いったい何が明暗を分けているのか。







