ロシアは、冷戦後に苦労して取り戻した大国の地位を失いつつあるのだろうか。ウラジーミル・プーチン大統領にとって悪いニュースが積み重なる中、「ロシアの衰退」や「それが世界の地政学に与える影響」という問題が焦点に浮上している。この数週間はプーチン氏にとって悪夢のようだった。ウクライナによるドローン(無人機)攻撃がロシア領内の奥深くにまで及び、「弱くて無力なウクライナとの戦争に勝利しつつある」と聞かされてきた何百万人ものロシア人の生活に混乱が生じている。兵士の死傷者が衰えることのないペースで増え続け、戦場で目立った前進がないままロシアの人口減少に拍車を掛けている。停電や燃料不足は、ロシアが支配するクリミア半島を苦境に陥れている。そこでは旅行者や住民が、戦争によって損壊したルートを通って、大打撃を受けた半島から脱出しようと必死になっている。プーチン氏は1999年にボリス・エリツィン氏から大統領代行に指名されて以降で最大の政治的試練に直面している。
【オピニオン】影響力を失うロシア
ウクライナ戦争、原油収入の減少、旧ソ連諸国の抵抗によりロシアの影響力が低下
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