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「評価されたい」「できるやつだと思われたい」――意欲と向上心のある若手社員は少なくない。そこで、会議で必死に自分の意見を主張し、存在感をアピールする。しかしその行動が、かえって周囲からの評価を下げている。では、圧倒的な信頼を得て同世代よりも早く昇進した人たちは、何をしているのだろう。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂)
「発言してアピールする」のは逆効果
自分の存在感を示そうと、会議の場で必死に意見を述べる。
何か有益な発言をしなければと、焦って言葉を差し挟む。
そうして若手ながらに頭角を現そうと、頑張る人は多い。
だが、目立つことばかりに囚われて空回りするほど、周囲から「自己主張が激しいわりに中身がない」と距離を置かれてしまう。
まだ知識や経験が浅いうちに無理に発言しようとしても、中身の薄さや的外れな指摘を見抜かれ、かえって評価を落としかねない。
結果として「頑張っているのに、評価はされない」という状況になってしまう。
「昇進が早い若手」の共通点
では、周囲に評価され、同世代よりも昇進が早い若手は、何をしているのだろうか。
815社17万人のビジネスパーソンの行動と評価データを分析したところ、その答えがわかった。
無謀な自己アピールをするのは避け、多くの人が面倒くさがる「ある地味な役割」に自ら進んで立候補しているのだ。
これは、一般社員における比率の1.7倍です。
多くの人が議事録係を面倒に感じますが、会議全体を落ち着いて俯瞰できて、誰が何を決めたかを把握できるこのポジションこそ、組織の構造を理解できる特等席です。
それを理解しているから、期待されている人たちは積極的に議事録係に名乗りを挙げます。
――『815社17万人を分析してわかった 会社から期待されている人の習慣115』(越川慎司 著)より
評価されている人の85%が、自ら進んで議事録係をやっていたのだ。
若手ほど、議事録係を「雑務の押し付け」と捉えがちだ。
ところが検証データを見ると、むしろ若手こそ、この役割によって最大の恩恵を受けられるようだ。
そのため、たとえ若手や専門外の人であっても、いやむしろ内容に詳しくない人こそ、議事録係に回ることで信頼を生み出していました。
――『815社17万人を分析してわかった 会社から期待されている人の習慣115』(越川慎司 著)より
メモを取るから考える。
だから信頼される。
その起点となっているのが、議事録係として立候補する習慣なのである。
(本稿は、越川慎司著『815社17万人を分析してわかった 会社から期待されている人の習慣115』の一部を引用したオリジナル記事です)
株式会社クロスリバー 代表取締役社長
日系通信会社や外資ベンチャーなどを経て2005年にマイクロソフト米国本社へ入社。その後、日本マイクロソフトの役員としてExcelやPowerPointなどの事業責任者を務める。2017年には週休3日・複業を実践する会社、株式会社クロスリバーを設立し、800社以上の働き方改革を支援。年300回以上提供する企業向けオンライン講座の受講者満足度は平均96%、行動に移す受講者は95%以上。著書は『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(クロスメディア・パブリッシング)や、『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など33冊、累計130万部。NHK、TBS、テレビ東京、PIVOT、NewsPicksやReHacQなどメディア出演多数。








