読み方の正解は正解は(1)みない
薬袋を見なかったことにしたことから

 戦国時代、殿様が死んだとか病気と分かると、世継ぎが落ち着くまでに敵から攻め込まれてしまうため、病気等は密かに隠していました。

 武田信玄は特に用心深く「自分が死んだら遺体を諏訪湖に沈め三年は世に分からないようにしろ」と言っています。その信玄も晩年は病気がちで、常に薬袋を携帯していたそうです。

 ある時、信玄は腰に付けた薬袋を落として、お側付きの者に見られてしまいました。

 これはまずいと思い、その者に「今の薬袋は見なかったことにしよう。お礼に薬袋(みない)の名字を与える」と言って「薬袋」の名字をいただいたと伝えられています。

 戦国時代、功績があって殿様から名字を賜ることはあっても、このような例は珍しいものです。

 取材した薬袋さんは、整形外科の院長先生でした。名字と職業がピッタリです。見せていただいた薬袋(くすりぶくろ)は、普通は薬袋と漢字で書かれていますが、薬袋病院では「くすりぶくろ」とひらがなで書いてありました。何でも、薬袋と薬袋整形外科を印刷すると、薬なのか名字なのか区別がつかないからだそうです。

 薬袋さんには、たくさんエピソードがありますが、医学部時代に、授業をさぼるとその時の教授が「薬袋はいつもいないな。ミナイでなく『イナイ』で良いのでは」と言っていたようです。

 また「袋」は「たい」と読むので、授業をさぼると「今日も薬袋は休みか。薬袋を“見たい”な」と言っていたそうです。

【「薬袋」の答え】
問1 (1)山梨県に多い名字
問2 (2)全国に約200軒
問3 (3)薬袋を見なかったことにしたことから

難読名字の「毒島」が読める?
飲み会ではみんなが興味津々に…

毒島(1)ぶすじま(2)はぶしま(3)とりかぶとじま出所:『難読 珍名 日本人の名字 クイズ』(ダイアプレス)より

問1 どこの県に多い名字ですか?
(1) 岩手県
(2) 群馬県
(3) 沖縄県

問2 全国で何軒くらいありますか?
(1) 約100軒
(2) 約250軒
(3) 約500軒

問3 なぜ、そのように読ませますか?
(1) 狂言の中に「附子・ぶす」の言葉があったことから
(2) 猛毒のハブの棲む島のことから
(3) 毒を見破る仕事をしていたことから