読み方の正解は(1)ぶすじま
狂言「附子」の中の「とりかぶと」から

 毒島氏は、群馬県にあった毒島城の城主であり、由緒ある名字です。

 毒を「ぶす」と読むのは、狂言「附子・ぶす」に由来するものと思われます。狂言「附子」の中で、自殺を図るため「とりかぶと」を食する場面があり、この「とりかぶと」に「附子」の言葉を当てたものと思われます。

 毒島氏も「とりかぶと」に何らかの関係があったと思われます。

 毒島さんは、女性だったので学生時代は嫌なことも多かったそうです。国語の授業の中で、狂言「附子」の話があり「ぶす」という言葉が出てくるのが嫌だったので同じ「ぶすじま」なら「毒島」より「附子島」の方が良かったと思ったようです。

『難読 珍名 日本人の名字 クイズ』書影難読 珍名 日本人の名字 クイズ』(高信幸男、ダイアプレス)

 男の友達も気まずいのか、他の女性は名字で呼んでいるのに、なぜか名字の「ぶすじま」でなく、名前で呼ばれたそうです。

 社会人になっては、珍しい名字で、注目を集め、ある飲み会で、初めて会う男の人達は「ぶすじま」が来るのでどんな女性が来るのか興味津々だったようです。実際に会って「思ってたより可愛い子ではないか」と言われたそうです。

 母は父と結婚する時、両親に「ぶすじま」さんと結婚すると言ったら、両親は「どんな不細工な男だろう」と思っていたらしく実際に会ったら「いい男じゃないか、ホッとした」と言ったそうです。

 毒島さんは結婚する際は、相手の名字とのこと。理由は「今まで、電話等で自分の名字を説明するのに『ぶす』という言葉を説明し『毒』という文字を説明して、二度嫌な思いをして来たので」と話しておりました。

【「毒島」の答え】
問1 (2)群馬県
問2 (2)全国に約250軒
問3 (1)狂言の中に「附子・ぶす」の言葉があったことから

動物に関する名字クイズ
身近なあの動物は…?

実際に存在する名字はどれでしょう?(1)牛(2)馬(3)羊(4)犬(5)猫出所:『難読 珍名 日本人の名字 クイズ』(ダイアプレス)より

答えは……






【答え】(1)「牛」 (2) 「馬」

 牛(うし)さんは富山県に、馬(うま)さんは福井県におります。牛や馬は古代から家畜や軍用として必要とされてきたことから、名字の中でも他の動物より特に多く使用されています。犬も番犬等に使われ、国の官僚職として犬飼・犬養もありました。

 しかし、羊さんと猫さんはおりません。猫が付く名字は、猫田と猫屋敷くらいです。羊は当時の日本では飼育がされていなかったので理由は付きますが、なぜ、猫がいないのかについては不明です。

※県名に関しては、著者がこの県に多いと確認したものです。