日本の6万人を超える日本多施設共同コホート研究(J-MICC Study)でも、日中の座位時間が2時間増えるごとに死亡リスクが15%増加するとされます。
したがって、日常生活ではこまめに立ち上がる、ストレッチや軽い運動をする、立ち上がれないときは座ったままで足を揺らす(俗にいう「びんぼうゆすり」)、ふともも上げ、かかとやつま先の上げ下げ、肩まわし、上体や下半身ひねり、ふともも・ひざの裏・アキレス腱を伸ばすなどを行いましょう。
デスクワーク中に利用しやすい、30分単位で休憩を促すタイプの音楽コンテンツがYouTube などで見つけられます。
朝一番の空腹ランニングは
危険きわまりない
ただし、肥満症や糖尿病、高血圧、脂質異常症など生活習慣病を予防、改善するためのウォーキングをはじめとする有酸素運動の実践法として、ひとつ注意点があります。
それは、起床後すぐに、何も飲まず食わずで散歩やジョギング、ランニング、ゴルフなどの運動をしてはいけない、ということです。
睡眠中は血糖値や体温が下がっている、また汗をかいているので、起床直後は低血糖、低体温、軽い脱水状態にあります。
さらに朝は気温が低いので血管が縮んでいる、交感神経が急に優位になるので血圧も不安定、体はエネルギー不足であり、運動にはもっとも適さない状態です。
美容ダイエットを目的とする場合やアスリートは、空腹時に運動をするほうが脂肪燃焼率が高いからと、起床後すぐに飲まず食わずのままランニングなどの強度の高い運動をする人が多いようです。
しかし、それはいわば、ガソリンを補給していない車で急発進するのと同じです。必ずエンストします。低血糖による意識障害、血圧や心拍数の急上昇、頭痛、筋肉のけいれん、めまい、動悸、不整脈、心臓発作の危険性が高まる可能性があります。
早朝ゴルフに出かけてグリーン上で心臓発作で突然死、という症例はいくつもあり、耳にしたことがある人も多いでしょう。







