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トレーニーたちのあいだで冗談のように語られる「筋肉はすべてを解決する」という言葉。だが、このフレーズは科学的にも正しいのだという。トップアスリートを指導する一流トレーナーが、筋トレや有酸素運動がもたらす絶大な効果を解説する。※本稿は、トレーナーの中野ジェームズ修一『痩せる!パーソナリティトレーニング:成功も挫折も人格がすべて』(小学館クリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。
人間はストレスがないと
生きていけないが…
人格を無視した運動や食事の方法は、自分に無理を強いるため「不快」と感じます。多くの人がトレーニングやダイエットが失敗に終わってきたのは、その強いストレスによるものです。
まず基本的な話ですが「ストレス」とは外部からの刺激によって起こる心身の反応です。
元々は物理学の用語であり、圧力などの刺激を受けたときに生じる「ゆがみ・ひずみ」を意味します。そしてストレスを引き起こす刺激を「ストレッサー」といいます。
ストレッサー(刺激)には「心」にかかるものや「体」にかかるものがあります。
ストレッサーの種類
物理的ストレッサー …… 気温・湿度・気圧・騒音
化学的ストレッサー …… 食品添加物・排気ガス・ハウスダスト
生物的ストレッサー …… 細菌・ウイルス・花粉
生理的ストレッサー …… 空腹・不眠・性欲
精神的ストレッサー …… 緊張・不快・苦悩
肉体的ストレッサー …… 運動・筋緊張・姿勢のゆがみ・血行不良
私たちは生きている限り、日々、なんらかのストレスを受けています。例えば「光」、「匂い」、「気温」の変化もすべてストレッサーですし、トレーニングを始めようとしている今の皆さんにとっては、この記事もストレッサーになります。







