自分にかけられた洗脳を自ら解き
「何をしているかわからない人」へ
そうして紆余曲折ありましたが、34歳になったところでようやく会社を辞めて独立することができました。その後はいくつかの会社を立ち上げ、軌道に乗せていくことになります。
今では、そうした会社の実務はもちろん、経営さえ人にお任せしています。会社には、私よりもずっと優れた経営者がいて、私の代わりに経営をしてくれています。私は、オーナーとして、会社の方向性を決めたり、その通りに会社が成長しているかをチェックしたりすることだけを仕事にしています。だから、めったに会社に行きません。
『20代の特権 自分の価値を“最大化”する57の戦略』(藤井孝一、三笠書房)
20代の私が今の私を見たら、「いったい何をやってる人なのだろう」と思うはずです。こんな仕事があることや、どうすればこんなふうに働けるかを教えてくれる人など、私の周りにはいませんでした。
大事なことは、まず自分が洗脳されていたことに気づくことです。そして、その洗脳を自力で解いていくことです。
親や学校の先生、上司が教えてくれた「会社で一生懸命仕事をすれば、幸せになれるよ」という生き方は、幸せになるための唯一の方法ではありません。それは、彼らが経験した中でのベストにすぎません。
世の中には、彼らの知らない生き方がたくさんあるのです。幸せになる方法も一つでなく、いくつも見つかるのです。
幸せに生きるために、自分の正解を自分で見つけ、自分の生き方を自分で選ぶ、それが許されるのが20代という年代なのです。







