「ドアの開閉」+「エアコン全開」が
温度を下げる最適解!

 酷暑の中、駐車したクルマから離れた後、戻ってきてすぐ運転を再開するための小ワザとしては、ハンドルにタオルをかけておくのがおすすめです。温度上昇が抑えられ、「熱くて握れない」という事態を予防できるからです。タオルの有無によって、20度ほど温度が違ったという調査結果も出ています。

 とは言え、ハンドルの温度上昇だけでなく、車内の蒸し暑さも改善したいところです。

 この点については、JAFが2016年6月に実施した「車内温度を最も早く下げる方法」についてのテスト結果が参考になります。

 テストで最も効果が大きかったのは、カーエアコンを使う方法でした。

 クルマの窓を開けずに、カーエアコンを「外気導入モード」、温度設定を「Lo(最低)」にして10分間走行すると、もともと55度だった車内温度は29.5度まで低下。同じく、カーエアコンを「内気循環モード」、温度設定を「Lo(最低)」にして10分間走行すると、27.5度まで下がったとのことです。

「最悪、廃車です…」真夏の運転で絶対サボってはいけない“点検以外”のひと手間カーエアコンを積極活用するのが最も効果的だった 出典:JAF
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 興味深かったのは、エアコンに頼らない方法です。

 助手席の窓を開けた状態で、外側から運転席のドアを5回開閉して熱気を逃がすと、車内温度は1分以内に55度→47.5度まで下がりました。エアコンほどの効果はないものの、「1分以内に7.5度」はなかなかのペースです。

 筆者のおすすめは、これらの合わせ技。ドアを開閉して熱気を逃がした後、すぐにエアコンを作動させて走り出すと、最も早く温度を下げることができます。停めていたクルマに戻ったらすぐに実行してみてください。

 JAFのテストで残念な結果に終わったのは「冷却スプレー」。車内の温度を下げるグッズですが、シートに10秒ほど吹きかけて様子を見たものの、3分間での下がり幅は55度→50.1度と少し寂しい数字でした。

「もっと噴射すればいいじゃないか」と思う人がいるかもしれませんが、そうしたスプレーには、アルコールなどの揮発性が高い可燃性溶剤が使われているケースが多いです。もともと高温な車内で、そうした溶剤を大量に使うのはリスクある行為です。車内でスプレーを使う場合は火気厳禁。タバコを吸うのもNGです。