会ったことがない人でも
メールを見れば人柄がわかる

 その傾向は特に女性によく見られました。

 メールの本文を見たとき、強調するためなのか、一部のフォントの色を変えたり、括弧を使ったり、びっくりマークを1つではなく2つ使ったりと、大げさに飾り立てをしていることがわかったら、おそらくその書き手はナルシストなのでしょう。普通の人は、そういう飾り立てをあまりしないものだからです。

 ビジネスメールでは、わりと堅い文章を書く人でも、プライベートに近いメールやLINEでは、顔文字を使うことがあります。そういう人もやはりナルシストの度合いが高いのではないでしょうか。

 ビジネスメールでは、「それでは、また」という文章で締めることが多い人でも、プライベートの場合には、「またね~」のあとに顔文字を使うことがあります。

 実際にお会いしたことがない人でも、メールを見れば、おおよそどのような人柄なのかはわかるものです。

 確認メールを何度も送ってきたりする人は神経質なのでしょうし、こちらがメールを送ってもなかなか返信してくれない人は、面倒くさがりの性格なのでしょう。そういうことを予想してみるのも、意外と楽しいものです。

本音は「話の内容」より
「声」に出る

 私たちが相手に抱く気持ちは、声に表れます。

 好きな人に対しては、どことなく温かみがある声になり、嫌いな相手には、トゲがあるというか、どこか突き放したような冷たい声になるものです。相手の声を聞けば、相手のこちらに対する気持ちを知ることができます。

「私はあなたを尊敬していますよ」と口では言うものの、その声が妙に白々しいと感じるのなら、おそらくは尊敬の気持ちなどこれっぽっちも持っていないと考えられます。言葉はいくらでも偽ることができますが、声を偽るのは難しいからです。

 テキサス州立大学のケリー・ハスカードは、51名のお医者さんとその患者さん199名にお願いして、診察中の声を録音させてもらいました。また、患者さんにはお医者さんに対する満足度も尋ねました。