コピーですぐに使える!ChatGPT100選 職種別・業種別・部署別#23Photo:PIXTA

ヒト・モノ・カネの経営資源に限りがある中小企業で、ChatGPT活用の効果は抜群だ。営業支援や経営判断のサポートなど、その活用の可能性は幅広い。2800社以上への経営コンサル実績を持つスプラムの竹内幸次氏に中小企業ならではの活用方法を聞いた。特集『コピーですぐに使える!ChatGPT100選 職種別・業種別・部署別』(全32回)の#20では、中小企業が使える四つのプロンプトを公開する。(ダイヤモンド編集部 鈴木洋子)

「週刊ダイヤモンド」2023年9月9日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

ChatGPTを使うメリットは
大企業より中小企業の方が大きい

 中小企業は生成AIへの関心はあるものの、まだ使っている企業は少ないのが現状だ。だがChatGPTを活用するメリットは「中小企業の方が大企業より大きい」と中小企業診断士で経営コンサルの竹内幸次氏は話す。

 少人数で経営し、経営資源にも限りがある中で効率性を高め、売り上げを伸ばすために、ChatGPTの活用ポイントは多い。

 これから使いたい中小企業経営者がまずトライすべきなのが、ChatGPTを使って企業の発信力を高める取り組みだ。

「営業エリアがあまり広くない中小企業で、新規顧客獲得に有効なのがブログやSNSによる会社情報の発信だ。その原稿を経営者が書くために活用すると効果が期待できる」(竹内氏)。

 このほか中小企業の経営戦略支援や宣伝などにもChatGPTは活用可能だ。その具体的な使い方とプロンプト(指令文)を、次ページから紹介していこう。