「もっと早くしておけばよかった」――老後にそう振り返る人は少なくない。人生を後悔する理由は、人それぞれのようでいて、実は共通するものがあるという。では、多くの人が年齢を重ねてから悔やむこととは何なのだろうか。話題の書『人生は気づかぬうちにすぎるから。』から、その考え方を紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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「いつか時間ができたら……」でいいのか?
「いつか時間ができたら、やってみよう」
そう思いながら、何年も後回しにしていることはないだろうか。
行ってみたかった場所。始めたかった趣味。
会いたかった人。ずっと気になっていた挑戦。
毎日の仕事や家事に追われていると、自分が本当にやりたいことほど、つい後回しになってしまう。
けれど、人生の時間には限りがある。
「もっと早く始めておけばよかった」と老後に後悔しないために大切なのは、誰かの期待に応えることばかりではなく、自分の心が動くことにも時間を使うことだ。
「生きていることを実感しよう」
そのヒントになるのが、次の考え方である。
毎日の生活につらさを感じている場合でも、人生の大きな目的を探している場合でも、「生きている」ことを実感するのは、素晴らしい第一歩になる。「やりたいこと」をすると、「生きている」と強く実感できる。人生は儚く、やりたいことをすべて成し遂げられるわけではない。だからこそ、本当に心から楽しめることを見つけて、もっとたくさんやってみよう。
――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より大きな決断を、今すぐする必要はない。
ただ、「いつか」と言い続けているだけでは、人生は変わらない。
気になる場所を調べてみる。
体験教室に申し込んでみる。
会いたい人に連絡してみる。
ずっと読んでみたかった本を買ってみる。
そんな小さな一歩でも、自分の人生に目を向けるきっかけになる。
もちろん、仕事や家族のことなど、簡単には動かせない事情もあるだろう。
だからこそ、すべてを後回しにするのではなく、今の生活のなかで少しずつ、自分が心から楽しめることのための時間をつくることが大切だ。
時間ができてから始めるのではない。
限られた時間のなかで、自分の心が動くことにも時間を使う。
そうした時間を積み重ねていけば、人生は少しずつ、自分らしいものになっていく。
将来振り返ったとき、「もっと早くしておけばよかった」と思わないためにも、今日できる小さなことから始めてみてはいかがだろうか。






